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京の藤袴

2022-10-13 | 植物etcアルバム
今年は、六甲高山植物園でアサギマダラ(↑)を堪能できて、いつの間にか飛来シーズンが過ぎようとしています。

2年前、コロナの合間に京都大原野のフジバカマ園を訪れたことがあります。


絶滅寸前種に指定されている藤袴の野生種が大原野小塩町(おしおちょう)付近で自生しているのが1998年に発見され、現在、京都各地の寺社や公園で咲く藤袴の野生種は、ほとんどがこの株を増殖したものだそうです。


大原野フジバカマ園は、2014年に開設され2019年までは大原野小塩町の善峯寺(よしみねでら)へと登る途中の山間に、そして今の場所は、2023年から移転(場所未定)するそうです。
これは、連作障害がおきやすい植物なので、連作障害を避けるのが大きな理由です。

栽培種のコバノフジバカマや近縁のヒヨドリバナとの交雑を防ぐため、フジバカマ園の花は実ができる前に刈り取り、増殖は全て挿し木によって行われています。

京都に自生する藤袴(固有種)の保全・育成を行ってい源氏藤袴会では、
藤袴3則;京都固有種の藤袴を守るための3つの約束
 種から育てない
 京都から出さない
 他府県の藤袴を入れない
を定め、保全育成に取り組んでいるそうです。

(※以下、源氏藤袴会HPより)

この連休で、京都市内の寺町通一帯で行われていた藤袴祭りですが、来年は訪れてみたいイベントの一つです。