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新たな変異株は日本でも広がるのか?

2022-10-24 | 健康
忽那先生が、これからの変異株の流行についてまとめています。

”世界での新たな変異株の状況 シンガポールで広がるXBBや、欧米で広がるBQ.1は日本でも広がるのか?
  忽那先生 10/22
 https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221022-00320556

◎日本では現在もBA.5が主流



◎オミクロン株の様々な亜系統が出現し、一部の国で拡大
 日本国内でも広がる可能性
 特にBQ.1とは免疫逃避の傾向が強い
 
  BQ.1(2022年9月にナイジェリアから報告)
   検疫だけでなく国内からもすでに検出
   10月17日時点でBQ.1系統もしくはBQ.1.1系統が検疫で11件、国内で6件検出(GISAID, 2022)

  XBB(2022年8月にインドで見つかった組換え体で2022年9月にシンガポールから報告)
   国内では検疫で検出
   シンガポールでは、このXBBの感染者の増加、ただしこのXBBがこれまでのオミクロン株と比べて重症化しやすいという報告はない



なお、命名法には、ルール
 
★系統を表す小数点が3を超えると新しいアルファベットが接頭詞として再附番される」というPango系統の命名規則

ちなみに、
現在オミクロン株で使用されているBAという系統名もB.1.1.529から再附番されたもので、     
  B.1.1.529.2はBA2、
  B.1.1.529.5はBA.5と命名

世界の新型コロナウイルス変異株流行状況(10月21日更新)監視下の亜系統の変更
  https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_virus/worldmutation/
によれば、


上図では、次のようになります。
  BE;B.1.1.528.5.3.1
  BQ; B.1.1.529.5.3.1.1.1.1

★またXで始まる変異株は組換え体を表しており、
 XBBはBJ.1とBM.1.1.1の組換え体

  組換え体は、2種類以上の変異株に同時に感染することで、感染者(動物)の体内でそれらの遺伝子が混ざり合って発生


忽那先生は、日本は検疫体制を緩和しており、海外から日本国内に新たな変異株が持ち込まれるリスクはこれまで以上に高くなっている

と指摘し、基本的な感染対策をしっかりと続けることとワクチン接種を勧めています。


変異株の亜系統や組換え体など新し言葉(テクニカルターム)が次から次へと登場して、素人にはついていくのが困難ですが、出来るだけわかりやすい説明を受け、事態の把握と今後の対応に備えたいものです。