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免疫の力を強める

2022-12-05 | 健康
昨日のアドバイザリーボードの公表資料に基づき、専門家が解説しています。

日本に住む4人に1人、沖縄県の2人に1人はすでに新型コロナに感染している 抗体調査から分かることは?
  忽那賢志教授 12/3(土)
   https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221203-00326683

府県別の状況のほか、

年齢別、N抗体の陽性率は
・16〜19歳:38.0%
・20〜29歳:35.7%
・30〜39歳:33.6%
・40〜49歳:26.8%
・50〜59歳:21.3%
・60〜69歳:16.5%
30代未満では3人に1人が、40代以上では4〜5人に1人が新型コロナに感染したことがある。

なお、男性と女性との間に陽性率に差はなし。

気づかずに、あるいは診断されずに感染している人が数百万人いる。
・概ね4人に1人が感染しているとすると、日本では3300万人が感染
・直近では、2500万人が新型コロナと診断
一部の人は再感染していることを差し引いても、感染しても診断されていない人が数百万人

 (忽那教授作成)


オミクロン株の感染力が強く、日本の約4人に1人(24%)が2022年になってから新型コロナに感染したことになる。
・従来のmRNAワクチンを接種した人はオミクロン株に感染しにくくなりますが、完全に感染を防ぐことは困難。
・一方、オミクロン株に感染した人は、同じオミクロン系統の新型コロナウイルスには感染しにくくなり、この24%の方は少なくとも短期的には再感染しにくい状態。

新規感染者数の増加が地域によって大きい差。
・抗体陽性率だけで説明できるわけではなく、
気温や湿度の違いや、それに伴う換気の状況、地域のワクチン接種率など様々な因子が関係しているが、
過去に感染したことのある人の割合が現在の流行状況における重要な因子の一つである。

イギリスのN抗体の陽性率は8割を超えている。


イギリスは、ハイブリッド免疫と呼ばれるより強固な免疫。
・S抗体の陽性率も2021年半ばには90%を超えており、さらに8割の人が感染していることになりる。

イギリスと日本における人口あたりの新型コロナによる死亡者数は、およそ8倍。


イギリスは、無傷でこの状況に至ったわけではなく、日本よりも多大な被害を被っている。

そして、忽那教授は、

日本がこれから、被害を最小限にしつつハイブリッド免疫を持つ人を増やすのは至難の技と考えられるが、
そのためには
「急激な感染者の増加を生まない(できる限り小規模な流行に留める)」
「重症化リスクの高い人がワクチン接種をアップデートした状態を保つ」
ということが重要

と指摘しています。


コロナが普通の風邪にソフトランディングできるシナリオが構築できるといいですね。