前出の★新型コロナウイルス感染症の特徴と中・長期的リスクの考え方
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード
押谷先生・鈴木先生・西浦先生・脇田先生提出 (12 月 14 日) 資料3-11-②
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024263.pdf
で、超過死亡について、インフル、新型コロナなどの影響についての考察※が紹介されています。
※全国、全年齢の2012年から2022年5月29日までデータを利用。 5年前までの前後3週間を参照期間として予測死亡数を算出。それに伴い超過死亡数の算出期間は2017年以降。
☆図➀ インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症の死亡(上)、およびすべての死因を含む死亡(下)の週間数の推移, 2017/1–2022/5
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード
押谷先生・鈴木先生・西浦先生・脇田先生提出 (12 月 14 日) 資料3-11-②
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024263.pdf
で、超過死亡について、インフル、新型コロナなどの影響についての考察※が紹介されています。
※全国、全年齢の2012年から2022年5月29日までデータを利用。 5年前までの前後3週間を参照期間として予測死亡数を算出。それに伴い超過死亡数の算出期間は2017年以降。
☆図➀ インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症の死亡(上)、およびすべての死因を含む死亡(下)の週間数の推移, 2017/1–2022/5
☆表➀ インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症、およびすべての死因を含む死亡の超過・過小死亡数の推移, 2017/1–2022/5
その結果について、次のように暫定結果が示されています。
暫定結果:
1)死亡個票に基づく年間のCOVID-19死亡数は、例年のインフルエンザ死亡数よりも多い(図➀の上図、表➀)。
ただし、死亡個票に基づくCOVID-19及びインフルエンザ死亡数は過小評価であり、また過小評価の程度も異なっていることから、これらの数の比較可能性は必ずしも高くないことには注意が必要。
2) 2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19死亡のピークとほぼ一致している(図➀の下図) 。
また、COVID-19流行以降、インフルエンザ死亡数は例年より極めて少ない。
3)2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19流行以前の例年の超過死亡数を上回る。
図➀では、肺炎による死亡数が視覚的に確認でき、インフルエンザや新型コロナのピーク時には、やはり死亡数を押し上げていいるように見えます。
また、1)ただし書きにあるように両者の個票記載数を単純比較できないことは留意する必要があります。
図➀によれば、新型コロナによる超過死亡数への影響がインフルエンザより大きいことが認められますね。