"献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査(結果速報、概要)"
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf
上記資料が、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (11月30日)で公表されています。
調査手法等は以下のとおり。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf
上記資料が、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (11月30日)で公表されています。
調査手法等は以下のとおり。
N抗体は感染した人だけが陽性になるもの。
11月6~13日に全国の8260人に実施した結果、全国で26・5%が抗体保有。
結果速報(都道府県別)
以前に紹介した、前回の11月22日アドバイザリーボード資料3-3 西浦先生提出資料では、
都道府県別の自然免疫保持者割合を推定(11/13までの感染者数は報告数の4倍であり、感染による免疫は 3回目接種と同様のスピードで失活すると仮定)し、累積感染者数(人口10万人当たり)の関係を考察しています。
(11月22日アドバイザリーボード資料3-3 より)
そこで、今回公表資料に基づき、
献血の対象年齢が16~69歳であり、70歳以上の高齢者は含まれず、小児、高齢者の陽性率の分布はこのデータからは分からない点は留意する必要がありますが、
抗体保有率と新規感染との相関について、考察してみました。
なお、感染レベルは、調査時点に近い11月13日の過去7日間の人口100万人あたり新規感染者数(府県別)を、札幌医大コロナ統計データベースより取得、
散布図を作成しました。
その結果は下図のとおり。
抗体保有率と感染レベルは、負の相関にあることがおおむね理解できます。
右下がりの近似線から離れた、北海道や山形については、個別事情の解明が求められますが、
全般としては、ウイルスの変異株が置き換わるまでは、第7波の感染がピークを越えた9月からの状況においては、感染先行地域での感染レベルが低くなっていることが分かります。
全般としては、ウイルスの変異株が置き換わるまでは、第7波の感染がピークを越えた9月からの状況においては、感染先行地域での感染レベルが低くなっていることが分かります。