2022年初から、国内の感染はオミクロン株に置き換わり、
その後のオミクロン株亜系統の移り代わり状況については、国のアドバイザリーボードの公表資料から一端をうかがい知ることが出来ます。
”民間検査機関の検体に基づくゲノムサーベイランスによる亜系統検出の推定”
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード鈴木先生提出(12月7日)資料3-2
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021503.pdf
・民間検査機関から得られた全国800検体を用いた亜系統検出率の推定を感染研で実施
・ ゲノム解析データを基に、各亜系統の検出割合を多項ロジスティック回帰モデルにフィットさせ、週ごとの検出割合の推定
”民間検査機関の検体に基づくゲノムサーベイランスによる亜系統検出の推定”
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード鈴木先生提出(12月7日)資料3-2
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021503.pdf
・民間検査機関から得られた全国800検体を用いた亜系統検出率の推定を感染研で実施
・ ゲノム解析データを基に、各亜系統の検出割合を多項ロジスティック回帰モデルにフィットさせ、週ごとの検出割合の推定
上図の拡大版
第49週(12/5~12/11))においては、Omicron(BA.5)が54%、Omicron(BQ.1)が36%、Omicron(BA.2.75)が8%、Omicron(XBB)が3%を占めると推定
上記の推定した各亜系統の割合を厚生労働省発表のCOVID-19新規陽性者数
(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html )
に乗じることでそれぞれの週ごとの患者数を推定
黒木先生の資料から
”COVID-19 TK-File (44) 第 8 波は BA.5 由来「変異株のスープ」”
2022 年 11 月 12 日 黒木登志夫
Cov-2 の進化
オミクロンの時代になってからこの 1年、新しいvariants はすべて、オミクロンBA.2 →BA.4/BA.5の由来
「変異株の群れ」あるいは「変異株のスープ」
・ XBB 系統 インド、シンガポールに多い
・ BQ.1 系統 USA, UK
・ BA.2 系統(BA.4, BA.5, XBB を除く) オーストラリア、インド、韓国に多い
・ BA.4 系統 USA,南アフリカに多い
・ BA.5 系統(BQ.1 を除く) オーストラリア、ドイツ、南アフリカ、韓国、USA, UKに多い
2022/10/22 時点
鈴木先生資料の推定によれば、今後、日本はアメリカ・イギリス型、インド・シンガポール型に進むのでしょうか。