楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

海野十三の四次元漂流

2016-02-27 23:29:12 | 


標題の小説のあらすじ、以下のようにまとめてみましたけど、興味を引きますかね?

「ある日、中学生の三田道夫は姉と慕う近所の研究者・木見雪子が突然行方不明になったことを知る。警察の懸命な捜査にもかかわらず雪子の行方は一向に掴めず、心穏やかでない道夫は自分にも何か手がかりを見つけられないか、密かに雪子の家の周囲の偵察を始める。そんなある日、道夫は忍び込んだ雪子の家の庭で、部屋の中に、宙にうかんでいる女の首を目撃する。どうもそれが雪子ではないかと、驚き悩んだ道夫は信頼する学校の川北先生に相談し、先生は木見家に乗り込む。やがて幽霊のようなぼんやりした雪子の姿が家族や警察の人間にも目撃されるようになるが、ある日道夫の目の前で雪子を捕まえようとした川北先生までも消えてしまう。」

海野の小説はアイデア勝ちで構成がゆるゆるという特徴があって、ストーリーの進行が必然性無視の作者の気任せというおおらかさが身上なのだが、“次元”の説明が

「平面、すなわち二次元の世界をしずかな水の表面だと仮定して、芋を沈めてみる。芋の尻尾しっぽが、はじめて水の表面についたときは、二次元世界では、芋を小さな点と感じ、だんだんひろがっていき、狭くなり、最後には何にも見えなくなる。この芋の通りすぎたことを、二次元世界では立体が通りすぎたとは感ずる力はない。」といった調子で、小道具に芋を持ち出すあたり、時代性を感じさせておもしろかったです。

本日も趣味の会に提出した調査票の一部ご紹介してみましたが、写真は、差し入れのチョコレート、きれいでしょ。

帰宅したら、娘からおすそ分けのいちご。おっきい。いちごって幸せオーラ放ってないですか?

コメント
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