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日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

白駒妃登美さんの講演

2016-02-24 12:07:40 | 映画、演劇、コンサート
(株)ふじやグループの謝恩講演会の今回の講師が白駒妃登美さんでした。
聞いてきたのは昨日だったんですが、どんなふうにレポートしようかと考え中に眠ってしまいました。夜はナメクジになるからダメだわ。
さて、わたくしは講師の白駒妃登美さんという方を昨日までまったく存知上げておりませんでしたが、プロフィール紹介によりますと
昭和39年埼玉県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社の国際線客室乗務員として7年半勤務。現在福岡を拠点に結婚コンサルタントとして活動する一方、“博多の歴女”として歴史講座を積極的に展開。著書に『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』祥伝社他とあります。

講演は、たっぷりと蓄えた好きな歴史の知識を駆使しての、情熱的で且つ、抑揚の聞いた語り口がとても魅力的でした。

氏は6年前に子宮頸がんと診断され、その時は手術と放射線治療で乗り切ったと思っていたのが、2年後の経過観察時に肺に転移していると言われます。
絶望のどん底に落とされ、笑顔を失った氏に、しかし親友の一言が人生を変えたと言います。
「私は妃登美ちゃんが笑顔じゃなくても、どんなに不機嫌でも、生きていてくれるだけで嬉しい」

世の中に、一人でもそう思ってくれる人がいることが、どんなにありがたく幸せなことであるかを実感するんですね。
自分を応援してくれる家族や仲間がいて、日々食事をいただける、何気ない日常生活のひとつひとつに感謝と喜びの気持ちが沸き起こり、「たとえ、病気が治らなくても幸せ」と感じられたと言います。
そして、3週間後、抗がん剤治療を受けるべく事前検査を受けた際、なぜかすべてのがん細胞が消えていたと言います。

お金や健康など幸せに“条件”を求めるものではないということに気付くことにより、「善・悪」「損・得」「勝ち組・負け組」といった二元論に基づく「目標達成型」とは別に「天命追及型」という生き方があるのだと気付かされたと続きます。

「天命追及型」とは、将来の目標に縛られることなく、自分の周囲の人の笑顔を何よりも優先しながら、いま、自分の置かれた環境でベストを尽くす。
それを続けていくと、天命に運ばれ、いつしか自分では予想もしなかった高みに到達するという考え方で、自分の夢だけを叶えるfor meより、周囲に喜びや笑顔を与えるfor you の精神、つまり志が優先という考え方です。

コメント
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