おそらく、誰もが思ったであろう言葉です。
京都大学は、チンパンジーの観察に於いて、人間に特有とされていた道具(文化)をよりよく使う(発展)、それを学習(伝播)するといった行動が見られることを発表しました。
京都大の霊長類研究は今西錦司らによって礎が築かれましたが、当初から後の社会生物学的な観点に強く傾倒していた今西の影響というか、元来、擬人化された猿についての文化的素地、鳥獣戯画、みざるいわざるきかざる、さるかに合戦、桃太郎などなど、北限の猿が野生で身近にみられる日本とその周辺ならではの猿に対する人間社会の投射があったらしく、欧米流の実地生態学とはちょっと異なるアプローチがされていました。今回の発表も、経験的に知っている知見を、事実に基づいたデータがとれたことで発表した、いわゆる、”小出し”めいたものではなかったかと思います。
個人的には国会に棲まう、一部の猿並みのヒト達を生態的に観察し、その秘密を解き明かして欲しいと思ってます。
京都大学は、チンパンジーの観察に於いて、人間に特有とされていた道具(文化)をよりよく使う(発展)、それを学習(伝播)するといった行動が見られることを発表しました。
京都大の霊長類研究は今西錦司らによって礎が築かれましたが、当初から後の社会生物学的な観点に強く傾倒していた今西の影響というか、元来、擬人化された猿についての文化的素地、鳥獣戯画、みざるいわざるきかざる、さるかに合戦、桃太郎などなど、北限の猿が野生で身近にみられる日本とその周辺ならではの猿に対する人間社会の投射があったらしく、欧米流の実地生態学とはちょっと異なるアプローチがされていました。今回の発表も、経験的に知っている知見を、事実に基づいたデータがとれたことで発表した、いわゆる、”小出し”めいたものではなかったかと思います。
個人的には国会に棲まう、一部の猿並みのヒト達を生態的に観察し、その秘密を解き明かして欲しいと思ってます。