テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

謹賀新年

2014-01-01 12:00:00 | 日記
拙ブログで新年のご挨拶をするのも、三度目ですが、未だに、稜線から初日が昇る、おめでたい風景はご紹介できないままです。
以前から、初日の出は結構見に行くほうで、三年連続で×なのは、記憶にないくらいなのですが、ここのところ、そう遠征しないのが悪いのか、たまたまなのか、極典型的な初日の出に巡り会えていません。


この画像は、もう日の出の時刻をかなり過ぎた後なのですが、まだ雲間からうっすらと光が射す程度。



ようやく、強い曙光が射るように射してきました。このような、雲が燃えるように光り輝く様子を双眼鏡などで見ていて、いつも思うのですが、もし自由自在に空を飛べたら、この燃える雲の向こう側にいって、こちらを眺め、雲塊をいぶす光を背に、近くから眺めることが出来たら、どんなにキレイだろうと想像するのです。
乗鞍岳など、手軽に雲海を見下ろすことのできる山の上から、遠くにそのような景色を眺めたことはあるのですが、もっと近くから、陽光に照らされ、雲の端が細かくちぎれながら金色に染まっていくそんな様子を眺めてみたいのです。飛行機やヘリコプターなどでは、雲を散らし、その極上の景色に必須の静寂も得られませんので、実現不能に近いことなのですが、11000mの高空で、航空機とぶつかったことのあるマダラハゲワシや、ヒマラヤの8000m峰を越えて渡りをするアネハヅルなどは、おそらくそのような景色を見たことがあるのだろうと思うと、焦りにも似た、無謀な望みが昂ぶります。

ふと足下にセキレイがいます。じっと空を眺めているので、警戒せず寄ってきたのでしょう。

コイツでも行けるかなぁ、などと、見境がありません。