テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
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(当然、その他についても、語ったりする)

神出来あれこれ

2014-01-04 21:32:13 | 脱線して底抜け
大阪東部ローカルな話題です。
昔よく通り、最近でもタマに通る道に神出来(かんでら)という交差点があります。
府道736交野久御山線と東高野街道の交差点で、なんでも近くの光林寺のことを通称で神寺と云い、それがなまり、当て字となった地名らしいのです。
東高野街道というのは、その昔、京都から高野山への参詣道とされていますが、起源は古く、地形的な難所を避けながらも計画的にほぼ直線に作られた古代道路だと云われています。


閑話休題、現在の第二京阪道が出来る前、慢性渋滞路だった京阪間の国道一号線は、名神高速が事故などで不通になったとき、とんでもなく混雑し、その抜け道の分岐点として、神出来をよく通ったのです。
神出来から光林寺、そして更に下ると、ホタルのビオトープでちょっと有名な南星台という街があります。JRと私鉄の沿線の山裾に開けた住宅街ですが、時期になると、閑散とした街の外れにホタル目当ての駐車車両が溢れ、また、その人気に違わぬホタルの乱舞が見られるそうです。
ただ、私もそうなのですがカンデラというと、懐中電灯の明るさなどを示すカンデラのことを思い起こす人が多いと思います。懐中電灯マニアとしては、一度は書いておかないといけない光の強さについてなのですが、カンデラとルーメンの違いについて。双方を訳すと、カンデラは光度、ルーメンは光束となり、ある光源(懐中電灯でも、ロウソクでも何でも良い)の明るさがカンデラで、光源から投射される単位立体角の光の量がルーメンです(その光が当たった面の明るさがルクス)。
端的に分かるのが以下の図で、この図を拝借した安藤幸司さんのAnfoWorldに詳しい解説があります。


ホタルの光は2000マイクロカンデラ、1/500カンデラほどらしいのですが、昨今片手で軽くもてる懐中電灯でも、数千ルーメンのものもあります。

両方とも明かりには違いないのですが、いろんな意味で遠く隔たったその有り様に、あれこれ感じる次第です。