今夜は、西日本太平洋側各地で、条件の良いところが多いようです。
満月に近い月は明るく、位置も深夜にほぼ天頂にあり、端的に言って、お邪魔ですが、その月の明るさに負けないくらい、星々が煌めき瞬いています。
月を挟むように、プロキオンと木星があり、オリオンが空を駆け下り、アルデバランが猛ったおうしの赤い瞳のように輝き、すばるは、見ようによっては、ショッピングセンターの巨大なカートのように、それらの星を従えて西へと駆けています。
M44(プレセペ)が天頂付近に綺麗に見えています。双眼鏡、肉眼では望むべくもありませんが(っていうか、光学的には見えない)、プレセペ星団の恒星Pr0201とPr0211には、主星に非常に近い公転軌道と大質量によって、主星に影響を及ぼす、ホットジュピターと呼ばれる型の惑星が確認されています。
上の図のように、主星たる恒星(自ら光る)の周りを速い周期で、木星級の巨大なガス惑星が公転し、自らは主星の強烈な光に炙られ、熱せられながらも、主星にも重力により影響を及ぼして、主星の位置を僅かにブレさせ、そのブレによって生じる主星の光のドップラー偏移を緻密に観測することで、光を発しない太陽系外惑星を発見でき、プレセペ内にはこのようなホットジュピターが二つ確認されています。このような惑星(大質量、非常に近い公転軌道)は我が太陽系にある惑星の姿とは大きく異なるダイナミックな惑星です。太陽系でもっとも内側を回る水星(Mercury、Mercurius)は、太陽の近くでその位置を頻繁に変える様子を、コロコロと動き回る水銀の滴に喩えたのが語源ですが、主星を引きずり回すような巨大ガス惑星がそのようなせかせかした動きをしている様子は、もし肉眼で観測できたら、さぞかし、いえ、とてつもない見物でしょう。
天頂付近の星を見るとき、先日導入した、ウォークスツールが役立っています。座って背を傾けてもしっかりと安定しているので、真上を見るときでも、首が楽です。
ちょっとワクワクする綺麗な星の夜に、しばし寒さを忘れて、魅入ってしまいます。
満月に近い月は明るく、位置も深夜にほぼ天頂にあり、端的に言って、お邪魔ですが、その月の明るさに負けないくらい、星々が煌めき瞬いています。
月を挟むように、プロキオンと木星があり、オリオンが空を駆け下り、アルデバランが猛ったおうしの赤い瞳のように輝き、すばるは、見ようによっては、ショッピングセンターの巨大なカートのように、それらの星を従えて西へと駆けています。
M44(プレセペ)が天頂付近に綺麗に見えています。双眼鏡、肉眼では望むべくもありませんが(っていうか、光学的には見えない)、プレセペ星団の恒星Pr0201とPr0211には、主星に非常に近い公転軌道と大質量によって、主星に影響を及ぼす、ホットジュピターと呼ばれる型の惑星が確認されています。
上の図のように、主星たる恒星(自ら光る)の周りを速い周期で、木星級の巨大なガス惑星が公転し、自らは主星の強烈な光に炙られ、熱せられながらも、主星にも重力により影響を及ぼして、主星の位置を僅かにブレさせ、そのブレによって生じる主星の光のドップラー偏移を緻密に観測することで、光を発しない太陽系外惑星を発見でき、プレセペ内にはこのようなホットジュピターが二つ確認されています。このような惑星(大質量、非常に近い公転軌道)は我が太陽系にある惑星の姿とは大きく異なるダイナミックな惑星です。太陽系でもっとも内側を回る水星(Mercury、Mercurius)は、太陽の近くでその位置を頻繁に変える様子を、コロコロと動き回る水銀の滴に喩えたのが語源ですが、主星を引きずり回すような巨大ガス惑星がそのようなせかせかした動きをしている様子は、もし肉眼で観測できたら、さぞかし、いえ、とてつもない見物でしょう。
天頂付近の星を見るとき、先日導入した、ウォークスツールが役立っています。座って背を傾けてもしっかりと安定しているので、真上を見るときでも、首が楽です。
ちょっとワクワクする綺麗な星の夜に、しばし寒さを忘れて、魅入ってしまいます。