テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

GatLight Ver. D Titanium

2011-11-15 23:58:03 | 懐中電灯


GatLightという、高価なライトです。

木製のケースに入って、サイズの合わないホルスターがついてました。


合計40本しか製作されなかったらしい初期型

200本つくられた中期型

を経て、形状変更、電池の交換方法の改良等で、より使いやすくなったのが、この後期型です。

初期型は電池を交換するのにも数分から十数分かかるような、フクザツな構造で、コリメーターレンズや電池が剥き出しでも、防水構造という、尖った機構でした。

いずれのバージョンも共通してるのは、異様なまでの精度感です。
難削材のチタンで数多くの部品から出来ているにもかかわらず、全ての支柱、全てのネジにばらつきが見られずツライチで、丸い部分は、真円に近く、ガラス板の上で転がすと、なめらかにどこまでも転がっていきます。

他に類を見ない特殊な構造での無段階調光で、充分に明るく、特筆すべきなのは、その配光パターンで、充分に遠方を照らすほど集光しながら、拡散光、剥き出しのコリメーターレンズから洩れる周辺光はライトの斜め後方まで広がります。

そういった内に秘めた高性能とは別に、このライトほどしげしげと外観を眺める時間が長いライトを他に知りません。

2011-11-14 23:14:12 | 脱線して底抜け

もうかなり前に、飼われていたカラス。

鳴き真似が上手く、目の前で見ていないと犬としか思えない吠え方をした。
その吠え声を聴いた、近所の犬が応えて吠えたのだから、イヌ語として通じていたように思う。
同じように、さも、ただしいことわりを説いている、カラスにも劣る立派な身分の人たちがいる。
また、自分でもそれが正しいと信じているから余計にタチが悪い。

自分が間違っている可能性を認めない愚かなヒト達だとおもう。

化粧や洋服や、うわべの見栄えだけでなくて、肌や、まなざしや、吐く息や、いろんなトコロに、健全さの目安を見つけることは、出来るはずなので、しっかりと、自分の考えで判断してみようと思っている。

間違えることもあるかもしれないけどね。

ニノさんは小柄

2011-11-13 23:34:15 | 懐中電灯
この土日、天候は雲が多く星見には向かなかったが、ニノさんを試してみた。

で、際立ったのが、コンパクトさ。
《PIXA3との比較》《DPX-143H追加》《Zebra H30 H31追加》

ご覧のように、AA×2のPIXA3とはふたまわり以上小さく、同じAAA×3のDPX-143Hよりずっと小柄で、H30、H31兄弟の間に割って入ろうかという感じ。

ニノさんは、小柄でシャンです。

Klarus MiX5

2011-11-12 22:44:42 | 懐中電灯


知人から、小さなライトはどれがイイ?と問われた。

ワタシがキーホルダーにつけているのは、
これで、

よく見かけるのは
コレかなぁ
と返した。

いや、もっと使いやすいのがいい、などと宣うので、色々相談してみると、結局、「わっ、まぶしっ! なにそれっ!」が必要なコトがわかり、もっとも小さいKlarus MiX5を、オススメした。
AAAA電池は、結構高いが、一部の角形9V電池の中には、AAAA電池が6本揃って中の人になっているので、
元々、燃費の良いライトでもあり、安売り一個数十円のボタン電池に較べてもCPはイイよと伝えても、やはり、5000えん前後というお値段に躊躇していた。
上述のLedLenserやGentosの6~8倍の価格、フツーの感覚では受け入れがたいでしょうねぇ。


SILVA Ninox & Ranger

2011-11-11 22:12:04 | 懐中電灯

ヘッドランプは、買うまえから愛称は決まっていた、ニノさん(2-3)である。

もいっこのコンパスには、愛称も呼び名もまだない。このまま名がつかないかもしれない。

両方とも、星見機材として買った、星見専用にするコンパスが必要だったのと、現用しているヘッドランプの中に赤点灯できるものが無かったからです。

ヘッドランプという性格上、ある程度防水がしっかりしていて、かつ、額に据わりがいいモノ、このまえPetzlのPIXA3を買ってるので、今回はBlackDiamondのStormとこのニノさんで悩んだ。
BDのヘッドランプはフィラメント時代から何回か購入していて、今でも、LEDハイブリッドのGeminiは、寝台の横のワゴンにちょこっと引っかけてある。

で今回は持ち物の多い星見用なので、最終的にコクーン(繭)システムという、ヘッドバンドに仕込まれた袋に収納でき、少しコンパクトなニノさんにした。
実際、非常にコンパクトで、軽い。
ヘッドランプが軽いということは、ヘッドバンドの締め付けを緩くできることなので、軽いに越したことはない。
スイッチや光量、光色調整、照射パターン、そして誤点灯防止についても、よく考えられている。
シャープなデザインに似つかわしい機能を持っている良品である。

コンパスは、いつも使っているオイル入り、クリアスケール付きのモノ。
今回は、失われ逝く我が眼球のマクロ機能に鑑み、拡大鏡つき。




”ねじまき少女”

2011-11-10 23:52:46 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等


早川、創元、サンリオ、この3社のSF文庫本がウチにどれだけあるだろう、
でも、性懲りもなく買って読んでしまうのが、幼い頃から罹病した本の虫病の症状であるから仕方ない・・


この本は、石油資源が枯渇し、カロリー企業という、セブンシスターズに取って代わり、
穀物メジャーを内包した新たな、そしてより強力な世界企業たちが支配する、
(ステレオタイプな)温暖化後の地球上で、伝統と自前の遺伝子資源である種子バンクのおかげで、
カロリー企業の影響の少ないとある国でのお話しである。

上昇した海面の影響による洪水から、堤防と、聖なる排水ポンプで守られた都市で、象から遺伝子改造された使役動物によって得る物理的エネルギーを、海藻から抽出した物質等による効率の高いゼンマイに貯め、動力源としている、そんな社会のなかで、日本の企業によって生み出された人造生物、”ねじまき(遺伝子改造された人造クローンみたいなアンドロイド)”は、違法ではあるが、場末の歓楽街で、人間に混じって密やかに暮らしている。

タイトルにもなっているエミコは、そんな”ねじまき”のひとりであり、造られた当初の所有者から捨てられ、いまは、ブレードランナーのプリス的な役割で生活している。
だから、いくら原題がThe Windup Girlだからとはいえ、ねじまき少女はいただけない。
”ねじまき少女”というタイトルの所為で、場末で身を売るエミコに対して不要な憐憫がかき立てられてしまう。
Girlという単語には、女性一般を示す意味もあるのだから、”ゼンマイ娘”とでもすべきだったかとは思うが、モー娘。以降、”娘”という語尾には変なニュアンスが付加されてしまっているので、しょうがないかなとも思う。

この本までの作品含めての作者の未来観だとは思うが、遺伝子改変によるバイオハザード、温暖化による海面上昇、都市の水没等、現代アメリカの、エコロジー主義者のテーゼが、結構鼻につく雰囲気があり、各SF賞を総なめにしたというのが、斜めに納得できるような感じでした。

ただ、この本で描かれている、高い堤防と高貴なポンプで、やっとのことで水没から逃れている都市って、タイのバンコクなのです。

EDC

2011-11-09 22:48:18 | 懐中電灯
一時期、毎週のように新しい懐中電灯を買っていたときには、ノートパソコンを入れているバッグのあちこちにLED懐中電灯が潜んでおり、極端なときには、中、小あわせて26個あったことがある。

強力な赤外線LEDライトから、微力な紫外線超小型ライトまで、”何に使うの?”と、鉄板で突っ込まれるラインナップであった。


様々に入れ替わるなかで、いつも必ず入っているのが、FOXFURYのSCOUTシリーズ。
砲弾LEDが10灯入っているのが基本形で、一部が青や赤色LEDであったりするモデルもある、AA(単三)×3、もしくはAAA(単四)×3の電池を使用する、さして明るくないライトである。
クリップの付いた樹脂製のホルダーが付属していて、ポケットやベルトに差してハンズフリーで使え、驚くほど頑丈で 、クリップをつけた状態で乗用車で踏んでも壊れない、らしい。


車のサンバイザーにはさんで読書灯にしたり、ベッドのヘッドボード上に置いて常夜灯、浅いポケットだとちょうど発光部がはみでるので、チェストライト、と通常の筒型の懐中電灯より使い出があります。




OLYMPUS ふたたび

2011-11-08 23:43:43 | 写真機 画像


これはOLYMPUS CAMEDIA C-2100UZで撮った、ウチのベランダにおいでになったメジロくんのお姿であります。
記事の内容とは一切関係がありません。


とうとう、O社の不正経理の背景が漏れ出てきました。
今後、桝澤徹氏との闇深い関係も含め、どこまでがあからさまになるか、わかりませんが、社会的な是非、公共性の善悪はともかく(!?)、マネーゲームという拝金主義信奉者の人気取り合戦に翻弄される製造業の哀れさを、痛感します。

故米谷美久氏が初代ペンシリーズ、OMシステムを通じて作り上げた、光学機器メーカーとしての企業理念は、オプトメディカルという収益面での屋台骨の基礎となりましたが、肝心の写真機においては、2TOPの拡大戦略の前に敗退し、マイクロカセットの技術公開で見せた企業としての良心も、お金とそのボリュームのみを追求するグローバルマーケットにおいて、かき消されてしまいました。

そんなに売れないけど、いい製品を作る、そういう頂点があってもいいハズなのですが、世の中とは相容れない考えなのでしょうか。




お手軽星見 ふたたび

2011-11-07 11:43:50 | 双眼鏡 望遠鏡
今朝(4:30頃)結構雲間が大きく切れて、月もなく、澄んだ夜空だったので、玄関先でおてがるに双眼鏡で観望しました。

主に北東から南南東の空を中心にして、雲間の良い位置におうし座があり、いつものすばる、アルデバラン、オリオンと順に眺めた。
アルデバランは明るい赤い星で、英語ではBull's Eyeと呼ばれたりもする。
またアルデバランの語源はアラビア語の -アッ・ダバラーン、後に続くもの、という意味らしく、日没後の地平から、すばるに続いてあらわれる様子から名付けられたという。
アルデバランの下に、連星や二つ並んだ星が多いヒアデス星団があります。
見分け難い連星としてθ2、θ1 Tau がありますが、他は、仲良く並んだペアがいくつも観望できるので、密かに”アベックの多いトコロ”と呼んでます。

今日も、5時前後に、人工衛星がかすかにヒアデス星団を右から左へ横切り、
オリオンのベラトリックスへと駆けていったが、あいにく時計を持ち合わせていなかったため、正体が特定出来ないでいる。軌道としては、ピコサット9が、最も近いのだけれども、風雲1のデブリや、オーブビューの可能性もある。


やはり観望時に正確な時計は必須だな、と感じた次第。



お手軽鳥見

2011-11-06 16:15:20 | 双眼鏡 望遠鏡
先日の玄関先星見で思い出した、数年前までよくやっていた、ベランダでの野鳥観察。



野生の生き物、鳥や魚等はそれぞれに活動が盛んな時間が朝方などに大体決まっているのですが、鳥の場合、前日から降り続いた雨が上がった直後の時間も、活発に行動します。
ちょうどベランダに干してる洗濯物もないし、写真のようにベランダに座り込んで、様々なさえずりを聴きながら、鳥の姿を追いかけます。
ムクドリ、ヒヨドリが騒がしい中、ツグミやメジロも姿を見せます。
ごくまれに、キクイタダキを見つけるときもあります。
ウグイスは鳴き声が聞こえても、なかなか見つけられません。
夕暮れには、ヨタカの遠鳴きが聞こえ、巣に帰るスズメが電線上で休憩してたりもします。
水場があれば、もっとたくさんの鳥がやってくるのでしょうが、ありきたりな風景にも、時間は穏やかに過ぎていきます。

肉骨茶風味(統一麺)

2011-11-05 16:06:24 | 日記


お土産で頂いた、即席めん肉骨茶(バクテー)風味である。

・・・・悪食な方であるが、かなり食べるのに躊躇した。

Webで色々調べてみると本来のバクテーというより醤油味ラーメンに近いということなので調理することにした。

粉末スープとオレンジ色のラード状物質、黒い得体の知れないペースト。


油っこいということなので、良質のバターを一かけと、食べるラー油を少量入れ、オレンジ+黒い油の風味を抑えようとした。



乾燥わかめをトッピング。

食べてみると、やはり最近の日本製即席めんに較べてうま味とコクに劣る。

日本の食品は優秀だなぁと、あらためて感じるお味であった。

たてじま

2011-11-04 20:58:32 | 双眼鏡 望遠鏡
等間隔に並ぶモノは、ストライプと云ったり、某プロ野球球団の隠語であったりする。
よこじま(ボーダー)に較べて、細っぽく、スッキリと見えると云われたりしていて、世間一般に疎まれていたりはしない。

今朝、ウチの玄関前のアプローチに三脚とスポッティングスコープを持ち出して、隣の家の屋根の上にポツリと浮かぶ木星を観望してみた。
結構周到な計画はしていて、以前紹介したKTSの自由雲台はこの三脚+スポッティングスコープを結びつけ、操作する要であるし、二日前の観望から、時間帯、方位角も予測済み、加えて11/4はこの地域の晴れの特異日なのであって、ピタリとはまって、見事な木星観望ができた。



4つのガリレオ衛星はもとより、光学的にはきついけれども、40倍というスポッターの上限の倍率で、たてじまが見えた!
(上の図版は再現イメージです)

木星の縞もようといえば誰もがよこじまを予測するでしょう、でも、天球上では他の星座や星雲や惑星と同様、日時と場所により向きを変えます。
60mm対物での40倍ですから、ひとみ径は1.5mmしかなく、あくびして、眼に涙があふれると、増幅された鋭い木星の光がにじんでフレアになります。
小さな光の円盤にうっすらと2本のたてじま、上下に従えた4つのガリレオ衛星たちが2本の縞の間隙からはじき出されたような幻想を抱きます。

流石に40倍ともなると、地球の自転のため数分で視界から外れてしまいますが、微動雲台のような確実性はないにしろ、精密なKTSの自由雲台で星を追うのは、容易です。

・・なんか、天体望遠鏡が欲しくなってきました。



調光

2011-11-03 16:04:07 | 懐中電灯


分身の術では全くなくて、PWM制御でのLED懐中電灯の光量制御(調光)の様子を比較的スローシャッター(1/4sec)で撮影した様子です。

パルス電流で、高速に明滅させ、単位時間内のLEDの光量を制御する、LEDの特性をよく生かした方法なのですが、このWolfEyesの懐中電灯のようにパルス発振の周波数が目視でも判別できるくらいの範囲であると、チラついて見えるなどの理由でPWM制御のLED懐中電灯を嫌う方も居られます。

ただ、LEDが高熱になりにくい、光色が一定に保てるコトや、制御回路が比較的簡単というメリットもあります。

間欠シャワー等の水滴と高速ストロボ光を同期させて、水滴が上昇しているかのように見せるディスプレイがありますが、雨の日には、こういう懐中電灯でも、雨粒が分かれて見えてオモシロイので、私自身はキライではありません。



旅のお空を見直した

2011-11-02 02:56:43 | 双眼鏡 望遠鏡
ふと、目覚めて、外を見ると、結構夜空が澄んでいて、いそいそと双眼鏡持って出掛けた。


オリオン星雲が部屋からの観望でも確認できたので、最近きれいな姿にお目にかかっていないすばる星団が、まだ、光害の影響を受けにくい高い位置にあるうちによく見ようと思ったからである。

M45すばる・プレアデス星団はなぜか心惹かれる星で、古くは須八流、須売流などと文献にも登場するように昔から親しまれてきた(昴-ボウ という字は、中国でこの星につけられた名前をあてたもの)のも、大いに納得している。

ただ、今日驚いたのは、木星の衛星、エウロパが双眼鏡で確認できたこと。

図はStellariumというフリーのプラネタリウムソフトで作成したのですが、上から、イオ、木星、エウロパ、ガニメデと並んでいます。
昨晩、18時頃は木星の大きさ(星像が小さな点でなく、小さな円にみえる)は確認できても、大気の澄み具合や光害の影響で、ガニメデすら見えなかったのですが、今日の配置では、明るい木星に近くて判別しにくいエウロパが見えたのはオドロキです。

関東の大幹線道路16号線に近いこの場所では、車の少なくなる深夜に空が澄んでくるようで、今更ながら排気ガスの公害の影響を思い知ります。

いいわけあれこれ

2011-11-01 23:39:01 | 日記
・大体ニャンコはイカ食べちゃだめなんだぞ
・あほうニャンコではない
 中年からイカを取り上げる気か!?
・抱っこしたくなくなるようなこと言うなよ!

夏目友人帳というマンガのニャンコ先生と主人公の夏目の会話である。

当方も充分中年なので、今日もイカの旨揚げを食してビールを飲んでいる。

かつては、世界の漁獲量の半分を日本で消費し、日本家庭の種類別魚介消費量のNo1であったイカである、最近、種類別ではサケ、マグロと入れ替わり、諸外国の消費が伸びつつあるのではあるが、日本の中年男子よりイカをたくさん食べるのは、マッコウクジラくらいのものであろう。

永く日本に滞在したガイジンさんが、帰国後に食べたくなる酒のつまみに、イカのスナック製品があり、その食品としての嗜好は、日本人という民族性に根ざしたモノではなく、生、焼きイカ、煮イカ、揚げイカ、干しイカと豊富な加工方法で幾多の調理法の確立した日本文化に依るものである事がわかる。

犬や猫がイカを食べたら消化不良で下痢など起こすことからわかるように、陸棲生物でイカを恒常的に食するのはヒトだけである、少量の醤油を垂らしながら焼くゲソの鉄板焼き、炭焼きの旨さは、秘匿しておきたい日本文化の精髄であると思う。