テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

S-Biner

2014-01-16 20:58:25 | Outdoor
最初に登場してから、ここ数年で扱ってるお店が飛躍的に増えた便利グッズです。
もともとは登山用のカラビナを、キーリング代わりに使い、そのうち、デザインカラビナと云うべき登山用でないアクセサリーが沢山でたのち、所詮流用だったD環や洋梨型でなく、

耐久性以外のカラビナの便利さを追求して産まれたのがS-Biner(エスビナー)だと云うことです。




たしか、2008年ごろから幾つかを入手し、主に普段使いのデイパックなどに付けておき、なにかをぶら下げたり、留めたりするのに使います。もちろん、登山用のカラビナほどの強度はないのですが、何より付け外しし易く、プラスチック製、ステンレス製で豊富なサイズ、栓抜き付き、や開閉ロック付きのものなど多様化しています。



特に、対面ダブルスライダーのファスナーのロックとして重宝していて、パンパンに詰まったザックでも、不意にスライダーが開いてしまうことがありません、プルタブを絡めておくより、手軽で信頼性が高いのです。



星空観望日和

2014-01-15 23:46:25 | 双眼鏡 望遠鏡
今夜は、西日本太平洋側各地で、条件の良いところが多いようです。
満月に近い月は明るく、位置も深夜にほぼ天頂にあり、端的に言って、お邪魔ですが、その月の明るさに負けないくらい、星々が煌めき瞬いています。
月を挟むように、プロキオンと木星があり、オリオンが空を駆け下り、アルデバランが猛ったおうしの赤い瞳のように輝き、すばるは、見ようによっては、ショッピングセンターの巨大なカートのように、それらの星を従えて西へと駆けています。

M44(プレセペ)が天頂付近に綺麗に見えています。双眼鏡、肉眼では望むべくもありませんが(っていうか、光学的には見えない)、プレセペ星団の恒星Pr0201とPr0211には、主星に非常に近い公転軌道と大質量によって、主星に影響を及ぼす、ホットジュピターと呼ばれる型の惑星が確認されています。

上の図のように、主星たる恒星(自ら光る)の周りを速い周期で、木星級の巨大なガス惑星が公転し、自らは主星の強烈な光に炙られ、熱せられながらも、主星にも重力により影響を及ぼして、主星の位置を僅かにブレさせ、そのブレによって生じる主星の光のドップラー偏移を緻密に観測することで、光を発しない太陽系外惑星を発見でき、プレセペ内にはこのようなホットジュピターが二つ確認されています。このような惑星(大質量、非常に近い公転軌道)は我が太陽系にある惑星の姿とは大きく異なるダイナミックな惑星です。太陽系でもっとも内側を回る水星(Mercury、Mercurius)は、太陽の近くでその位置を頻繁に変える様子を、コロコロと動き回る水銀の滴に喩えたのが語源ですが、主星を引きずり回すような巨大ガス惑星がそのようなせかせかした動きをしている様子は、もし肉眼で観測できたら、さぞかし、いえ、とてつもない見物でしょう。

天頂付近の星を見るとき、先日導入した、ウォークスツールが役立っています。座って背を傾けてもしっかりと安定しているので、真上を見るときでも、首が楽です。
ちょっとワクワクする綺麗な星の夜に、しばし寒さを忘れて、魅入ってしまいます。

GPSロガー

2014-01-14 23:40:09 | 脱線して底抜け
少し前から、GPSロガーをインストールして、使っています。
自分がどこに行って、どれだけ滞在したかを記録するアプリで、昔は、ガーミンやスントのGPS端末が必要だったのですが、GPS機能の付いたスマホ、ケータイで利用できるようになって、敷居が低くなりました。
まあ、電池の消耗を度外視すれば、それなりに使えないことはありませんが、個人的には、Googleマップとデータ共用できるアンドロイドのMytracksが使いたかったトコロです。
iPhone用は、以前ほど縛りが多いアプリばかりではないものの、もともとのGPSの精度に若干の弱点があるのと、データの共用が面倒なのが、難点。
ただ、ログを見ていると、その日その時間の自分の行動などが、詳細に思い出しやすく、例えば年末に、買い物と称して、本屋からそのまま、里山へ直行した様子など、苦笑いとともに思い出すのです。もともと、頭の中にメモを取るタイプなので、こういった補助的な記録は非常に役立つだろうと思っていたのですが、これなら専用のGPSロガーを買って使っても良いかな、と物欲発揮中です。

自衛隊、離島奪還訓練 尖閣念頭、小野寺防衛相が視察

2014-01-13 23:45:20 | 双眼鏡 望遠鏡

このような姿が、平和維持、防衛のキホンだと思うのです。
演習の公開により、猿臂を伸ばしてこようとする、覇権主義に思いとどまらせる。
逆に、このような姿を軍事的すぎる、軍靴の響きだ、と揶揄する勢力は、これを脅威と感じる外部の走狗でしかありません。日本国民をまもろうとする自衛隊員が、税金を使って訓練に励む姿を、きちんと見て、評価したいのです。
もちろん、小野寺さんが持っている、勝間光学機械製らしい双眼鏡に目がとまったからであるのは云うまでもありません。


When I'm Sixty Four

2014-01-12 21:20:09 | 日記
ご存じかもしれませんが、Beatlesの唄のタイトルです。
恋人に、私が64歳になっても、君は私を必要としてくれるかい?、私に応えてくれるかい?、と問いかけるのです。
元々はポール・マッカートニーが少年時代に作った歌らしいのですが、その半世紀以上前に較べて、寿命は延び、いまの64歳はまだまだ元気な人が多く、果たして今の世の中なら64歳ではなく、80歳に変えたほうが、この歌のニュアンスが良く伝わるかもしれません。
そう言う意味においても、やしきたかじんさんの死は、まだ早すぎ、残念なことでした。
放言、暴言で知られる人ですが、彼の場合、分をわきまえていて、自分に何が出来るか、何をすればよいか、何をしたらいけないか、が良く分かっておられるように思います。
ここ数日の彼の死に関する番組を見ていると、現在進行形でそう思うのです。

ご冥福を、お祈りします。




Walkstool Comfort & Walkstool Steady

2014-01-11 15:01:15 | Outdoor
スウェーデン製のアウトドアチェア、ウォークスツールには、スウェーデン製のComfortとチャイナ製のBasicがあります。Comfortの方は踏ん張りの効きそうな大きな硬質ゴムの足(石突)が付いていますが、それでも、柔弱な砂地草地泥濘地などでは、荷重をかけるとかなり沈み込むでしょう。
また、メーカーのHPでは
People using Walkstool outdoors with the risk of having the rubber feet sinking into the ground – typically hunters.(例えばハンターのような地面にゴム足がめり込んでしまいそうな屋外で使う方)
Professional users working on slippery surfaces with the need of making Walkstool even more sturdy and reliable.(滑りやすいところで、ウォークスツールをより堅固に信頼性高く使いたい作業者)
Big people in need of a portable seat that will hold their weight for years to come.(長い間ずっと使っても大丈夫そうな携帯イスを必要とするおデブ)

に、Walkstool Steadyというオプションを勧めています。




前回の記事の自分の写真にもこのWalkstool Steadyを装着してありましたが、ゴム足の部分をよく見てみます。


足の石突の拡大画像です、ゴムらしいですが、かなり硬く容易に曲がりません。


Walkstool Steadyは、イスのサイズごとに調整するようになっており、もとのゴム足をくるんで、ドローコードで締めます。





使用状態、実際、このSteadyで上下ともに簡易なトラス構造が出来ることになり、強度は高まり、よほどの柔弱な地面でない限り、大きく沈み込むこともなく、また、この手のアウトドアチェアで真っ先に傷みやすそうなゴム足も保護されることになります。

ただこのSteady自身はごくフツーのナイロンベルトのようで、引っ張り強度はともかく、コンクリートなどの、硬い粗面では、傷むかもしれません。


同じ幅の分厚いテープが手もとにありました。


ホットナイフやハンダごてで穴を開けます。


一方をまつって、もう片方を適当な長さで切り、端部はホットナイフでほつれないよう熔着し、Steadyに重ねます。


これで、強度も充分でしょう。取り外し、交換も簡単です。


ただ、Steadyを使わない場合に(現実にはそのほうが多いと思います)、土の地面やアスファルトはともかく、コンクリートやセメント面では、ゴム足は削られてきます。
メーカーのHPでは、このゴム足も含め、各種のスペアパーツが個別に購入できますが、一工夫してみます。


自転車の古チューブをこのようにカットします。


引っ張って被せます。ローカットの靴下みたいな要領です。

これで、硬質リノリウム、鉄板などの硬い面でも滑りにくくなり、同時に不用意にゴム足が削られることもありません。また、屋内外ともに使う場合でも、汚れたチューブの靴下は、使い捨てても惜しくありません。


まあ、生来、貧乏性なので、結構お高いアウトドアチェアを大事に使おうという、試みなのです。


PETZL PIXA3

2014-01-10 21:35:09 | 懐中電灯
自分でも何を今更と思う、ヘッドランプの紹介です。
2011年に、まだ日本に殆ど入ってきてなく、海外でも安かった頃に買ったので、円高のおかげもありUPS運賃込みで\5,526-でした、現在の価格なら、恐らく買いません。

最近よく使うヘッドランプ4つです。

このなかで、PIXA3が良い、優れていると思う点を挙げます。
・頑丈
 踏んでも壊れない、耐薬品性がある、防塵防水(IPX67)、耐衝撃性
・スイッチが優秀
 本体を反転させた位置では物理的にロックされ、
 使用位置では厚い手袋越しでも容易に操作でき、操作感も軽い

この2点です。
重いわりに額への据わりがよいとか、ベルテックスなど同社のヘルメットにクリップマウントできるとかもありますが、比較的明るくなく(55lm)、照射範囲も狭めで、例えば登山用などには使いにくいこのヘッドランプの長所は上の二つに尽きると思います。例えば赤く灯っているSILVAのNINOX(ニノさん)は、軽く(上のデルタピークと同じ単4を3本使用するにもかかわらず、装着感は断然軽い)、照射範囲も広く、暗中模索向きですし、以前に紹介したIRIX2は無段階照度変更とフラットな光が、読書向きです。デルタピーク143は、独特のタッチレススイッチモード(手をかざせばオンオフする)が特徴ですが、豪雨のなかでは、電池蓋内に浸水することもあります。PIXA3以外の3機種はオンオフと光量の変更がややまだるっこしく感じます。PIXA3は軽いスイッチで、ことさら意識せず軽くひねるだけでアジャスト出来ます。
IRIX2は廃盤ですし、NINOXは後継のNINOX2になって明るくなりましたが、バンドに収納できるコクーンシステムが廃されました。デルタピークも後継の343になっても、使用感が向上したとは云えません。PIXA3にも、充電式になったPIXA3Rがありますが、あまりに高価なわりに同価格帯の機種よりスペックが見劣りし、日本にもまだ入ってないようです。
まあ、高価といえばPETZLには、周囲の明るさと使用状況に応じて自動で光量などを調整し、しかも専用ソフトでその動作プログラムを任意に変更調整できる NAOという突き抜けた製品がありますので、この記事同様、今更、なのですが。


そう言えば、最初の写真でも分かりますが、PIXA3の電池残量警告の赤LEDが点灯しています。この中には2009年に買った、100均充電池のボルケーノが入ってます。2012~13年に買った同じボルケーノが次々にヘタって容量低下してゆくなか、この古い電池はがんばっています。やはり、最近のロットになって、品質が低下しているように感じるのです。

昔使っていて、今はもう動かない時計たち

2014-01-09 23:11:19 | 脱線して底抜け
まだ小学校低学年だった頃、自宅のすぐ近くに地下鉄の駅ができました。
思えば、交差点の南東角と北東に駅入り口ができたにもかかわらず、工事中,北西やや奥にある自宅の目の前の道路まで敷鉄板を敷き詰めてあり、工事人足さんたちともよく言葉を交わしていたのは、実は間際になって、駅入り口になるはずだった私の住まいとその周辺が、突然現在の交差点北東に変更されたかららしいのですが、そんな近くに駅が出来たおかげで、一人で地下鉄で出かけることが多く、腕時計を買ってもらいました。
TOMONY(セイコートモニー)の手巻きで、日差1~2秒の良い時計でした。
まだ動く内にヒトにあげたもの以外で動かないままのがこれら、

それ以外にも、山で滑落したときに、ちぎれて飛んでいった、ソーラーデジタル シルバーウェーブ

や、映画ブルーサンダーでプレミア価格のついたカシオ アナデジA201

などいろいろとありました。
結構父親が新しい腕時計が好きで、世界初のデジタルクロノグラフ0634なんかも持ってましたので、その影響かもしれません。


他にここで以前紹介した以外に、SWATCHのスクーバやクロノがいくつか、G-SHOCK、何を勘違いしたか、ブライトリングのオールドナビタイマーなど、沢山持っていたなぁ、と思い起こして、今欲しい腕時計を買わずに済まそうとしているのです。

Walkstool Comfort 65-ウォークスツール コンフォート65

2014-01-08 21:18:01 | Outdoor
いろんな思惑から、結局、標題の製品を買いました。

ちょうど、お年玉セール中のウェブショップで普段扱っていない65サイズ(全高)を気持ちお安く販売していて、良いタイミングでもありました。

前回の記事では、ガックリとした雰囲気を身体で表現するには背の高いイスが最適、とだけ述べましたが、もちろんそれだけじゃありません。
最近、気候(低空での霞、霧発生)や浮遊塵芥の影響か、光害の影響の薄れ始める斜め上方と、一番鮮明に見える天頂とのシーイングの差がかなり大きくなっているように感じ、目当ての対象がなるべく天頂付近にある時間帯を狙うようにしているのですが、手持ち+ヘッドステー、一脚、三脚+V4ユニット、どの場合においてもイス(プロワークチェアー)を使ったり、寝そべって観る場合以外は、直立した姿勢です。近傍でのお手軽観望では、重いイスも、仰臥位もちょっとハードルが高いのです。長時間天頂を見続ける場合には、双眼鏡の安定、自由度とは別に、直立して直上を見上げる姿勢は身体構造上無理があります。胸を反らし、顎を大きく上げる姿勢は、上半身だけでなく、脊椎、腰椎も反る方向になり、ストレッチなどで短時間維持するのはともかく、長時間維持する体勢ではありません。
故に、上半身を反らすのでなく後ろに傾けて、首、肩の角度を相殺し、足を前に投げ出すことにより重心を保つと同時に、下腿を曲げ、股関節から腰椎にかけて、ゆとりがあるようにする為に、背の高いイス(スツール)を使うのです。当然、しっかりした構造のイスなら、体重を預けることが出来、身体全体も安定します。
スポーツシート、ステッキチェアーというカテゴリも検討しましたが、一本足のものは安定観望に向きませんし、三本足のものも、座面が狭いのです。


Hobby'sWorldというお店で、身長172cmのスタッフの方が65サイズに座った写真です。

55サイズでも良いのですが、座面広さが、やや狭く、特に三角形の頂点を両腿に挟んで座る形になるため、男性故にゆとりのあるサイズを選びました。

メッシュ地のシートは、非常に固く、かなり丈夫そうですし、特徴ある脚の伸縮機構もじつにスムースです。実際に座っても、かなり安定性が高く、両脚を前に投げ出して少し浮かせても、Walkstoolの脚だけで充分安定し、体感で鉛直から10°くらい上半身を後ろに傾けても不安はありません。耐荷重も250kgとめったな事では壊れそうにもありません。



覗き行為を咎められる

2014-01-07 22:08:09 | 双眼鏡 望遠鏡
先の休日、ベランダに小さなイスを持ち出して、顔だけを出すような格好で、小さな林を眺めていました。

対角線が40cmほどの、ノーブランドのイスで、20年近く前に買ったものですが、丈夫でヘタることなく使えています。

しばらくいろんな方向を眺めていましたが、真正面の目線高さの枝葉の茂みの奥に重なった葉に座っている鳥がいます。

あちこち眺めている間、葉のすれる音に気がつきませんでしたから、かなり前からそこにじっとしているようです。
ずんぐりとした胴体と茶色い模様から、キジバトでしょうが、もしかしたら珍しい鷲鷹類かもしれないと思い、じーっと見ていました。
すると、

覗かれているのが不興であるかのような眼差しをこちらに向け、また、じっとうずくまりました。もう夕暮れも近いので、今夜はここを塒(ねぐら)にするのでしょうか。
もしかしたら、LADYかもしれないので、失礼を重ねることはせず、退散した次第です。

軸上色収差が気になる・・・

2014-01-06 21:05:56 | 双眼鏡 望遠鏡
個人的に、軸上色収差、俗に言う色ニジミが気になる方です。

ここで双眼鏡などについて書くときでも、色収差についてはよく言及してますが、実際、銀塩一眼用の望遠レンズのファインダー画面では、色収差が気になることなど殆ど無かったからという他に、日中の使用で気になる状況もあるからです。
フリンジとも云われる、緑系、紫系の色ニジミは、明るい背景を背にした黒い対象の縁にでる場合が殆どです。実際には黒い物体の輪郭に発生するのではなく、白く明るい物体の輪郭がニジミとなっています。身の回りで実験する場合は黒い紙に適当な穴を開け、明るい窓に貼ったり、電灯の前にかざしたりすることで、色収差の確認ができます。
現実の状況では例えば、先日もじっくりと観察した、下のような木。
飛び交うメジロなどが上の方の枝にちょこんと留まったりするのですが、例えば、ピントのさして深くない8×42ダハで見る場合、手前の枝にはピントが合わず、ぼやけた上、そのぼやけた輪郭に色ニジミがでます。

下のような枝で遮られた背景の明るい空の輪郭全てに大なり小なり色ニジミが出るのです。対して、色収差の少ない双眼鏡では、たとえ手前の枝がボケたとしても、穏やかなボケ方なので、さほど気になりません。


8×42ダハで、色ニジミが煩い画面も、勝間のWP6×30SB-DやHM6.3×40SK-Dでは色収差も少ない上、ピントも深いので、かなりすっきりした画面になります。
よく、電柱や電線、碍子などで色収差云々という説明がありますが、実際の使用状況でも、このように気になる場合もあると云うことです。

年末に忘れていた、双眼鏡のお手入れ

2014-01-05 23:19:58 | 双眼鏡 望遠鏡
・・をやってました。
具体的には、対物・接眼レンズは常日頃クリーンな状態を保っているので、それ以外の部分ということになります。
まずは、接眼部のアイカップとピントリング。アイカップは内側も、ピントリングはローレットや溝の凹部位中心に。
次に、ボディー全体、ゴム、合成皮革、金属の塗装部分全てです。特に、凹んだ角の隅や、ブリッジの間、普段触らない部分のホコリを取ります。対物キャップの内側も隅まで充分に、接眼カバーやレインガードも同様です。特に、ストラップのこすれる部分にはホコリが溜まりやすいので、エアダスターで念入りに飛ばします。
ストラップも皮革部分は綺麗に拭い、繊維の部分は入り込んだホコリを掃除機で充分に吸い出します。もちろん、ケースのなかもホコリを吸い出しておきます。
細い継ぎ目や、奥まった部分は、竹串の先を念入りに叩いて潰した竹ブラシで擦ります。爪楊枝などは、木の繊維がちぎれやすくて、オススメしません。
クリーナー類を使う場合は、充分に希釈して使います。私の場合はパーマラックスというクルマ用の洗浄効果のあるコーティング剤を希釈して使っています。塗装面、皮革、ゴム、ガラス、どこにでも使え、匂いも気にならないのです。

コレを、毛羽立たない不織布のクロスに浸ませ、レンズ以外の全てを拭います。
使い込んだラバーのボディーなど、結構汚れているのが良く分かります。
書き忘れましたが、防湿庫など密閉された保管場所の中なども掃除します。
ここで紹介したボックス型などは特にチリホコリが溜まりやすいのです。

最後に、クリーニングした双眼鏡などを、パピリオ君で間近から見ます。
普段、コレをすると、あまりにホコリが付着しまくっているのに、驚きます。




神出来あれこれ

2014-01-04 21:32:13 | 脱線して底抜け
大阪東部ローカルな話題です。
昔よく通り、最近でもタマに通る道に神出来(かんでら)という交差点があります。
府道736交野久御山線と東高野街道の交差点で、なんでも近くの光林寺のことを通称で神寺と云い、それがなまり、当て字となった地名らしいのです。
東高野街道というのは、その昔、京都から高野山への参詣道とされていますが、起源は古く、地形的な難所を避けながらも計画的にほぼ直線に作られた古代道路だと云われています。


閑話休題、現在の第二京阪道が出来る前、慢性渋滞路だった京阪間の国道一号線は、名神高速が事故などで不通になったとき、とんでもなく混雑し、その抜け道の分岐点として、神出来をよく通ったのです。
神出来から光林寺、そして更に下ると、ホタルのビオトープでちょっと有名な南星台という街があります。JRと私鉄の沿線の山裾に開けた住宅街ですが、時期になると、閑散とした街の外れにホタル目当ての駐車車両が溢れ、また、その人気に違わぬホタルの乱舞が見られるそうです。
ただ、私もそうなのですがカンデラというと、懐中電灯の明るさなどを示すカンデラのことを思い起こす人が多いと思います。懐中電灯マニアとしては、一度は書いておかないといけない光の強さについてなのですが、カンデラとルーメンの違いについて。双方を訳すと、カンデラは光度、ルーメンは光束となり、ある光源(懐中電灯でも、ロウソクでも何でも良い)の明るさがカンデラで、光源から投射される単位立体角の光の量がルーメンです(その光が当たった面の明るさがルクス)。
端的に分かるのが以下の図で、この図を拝借した安藤幸司さんのAnfoWorldに詳しい解説があります。


ホタルの光は2000マイクロカンデラ、1/500カンデラほどらしいのですが、昨今片手で軽くもてる懐中電灯でも、数千ルーメンのものもあります。

両方とも明かりには違いないのですが、いろんな意味で遠く隔たったその有り様に、あれこれ感じる次第です。

Japanese Pygmy Woodpecker(コゲラ)

2014-01-03 21:02:29 | 写真機 画像
今朝も気持ちの良い、暖かな朝でした。
ヒヨドリの声も騒がしく、すっかり葉の落ちた落葉樹の枝には、メジロやホオジロが沢山たむろしています。

低いところには、ツグミも見え隠れし、双眼鏡を持ち出して小鳥たちを追います。
最初は新参のSW-550です。視野周辺の像面歪曲も気にならず、せかせかと枝から枝へと飛び回るメジロたちを追うには、広視界が非常に有利です。ただこの双眼鏡、アイカップが無く、アイポイントにもシビアなうえ、逆光や、接眼部からの逆入射光にも弱いので、視野から大きく外れた鳥を、向きを変えて追うには、ちょっとストレスを感じます。
ダハ含め何台か他の双眼鏡を持ち出して、やっぱり最後は、勝間光学さんのHM6.3×40SK-Dにて眺めることになります。IFであるのも、指先の慣れた感覚と、ピントの深さで、鳥たちの羽や仕草の細かなところまで鮮明に見えます。

その内、甲高い鳴き声に混じって、特徴的な音が響いてきます。
ココココン、ココココンという、キツツキ科特有のドラミング(樹皮をつつく音)です。
先日、かすかに見掛けたコゲラだろうとアタリをつけ、裸になった落葉樹の枝々を辿ります。
居ました、やっぱりコゲラです。背中の横縞模様が、樹皮の柔らかそうな部分を巡って、しきりにつついています。かなり逆光で、肉眼では手をかざして陽光を遮らないとまともに見ることが出来ません。双眼鏡では、視界内に強い光を入れない限り、大きく拡大され、鮮やかに見えます、腹側の縦縞模様がうっすらと斑点に見えるような、少し幼い個体です。デジカメでは、強い逆光のため、捉えるのが困難です。やはりこういった用途では、背面液晶で追うコンパクトタイプは役に立たず、ちゃんとした一眼レフにアイカップをつけ、追いたいところです。

望遠側では追い切れないので、少し引いて、逆光承知で何枚か撮ったうちの一枚です。
実はこの写真にコゲラが写っています。(クリックしてみてください)

恐らくクリックしても、全然分からないので、ちょっと拡大して、露出を変えた画像です。

コレもクリックして拡大して下さい



記事タイトルの英名の通り、日本で一番小さい、スズメくらいの大きさのかわいいキツツキにしばし見蕩れていたのです。


箱根駅伝

2014-01-02 19:17:56 | 日記
完全生中継がされるようになってから、その人気は、関東の地方大会でありながら、全日本や出雲駅伝など遠く及ばない全国区の人気レースとなり、我が家でも、家人含め、1/2~3は箱根駅伝を良く観戦しています。
実際、関東の大学にとっては、もっとも重要な陸上のレースの一つで、ここ10年ほどでも、佐藤悠基の大記録や、山の神今井正人、新山の神、竜神柏原竜二など、深く記憶に残る印象的な選手が多く、またそのような有名選手だけでなく、出場選手全てが、ドラマを背負い、自分のたゆまぬ努力をぶつけて疾走している様子は、長丁場のレースにも拘わらず、観ていて飽きる事がありません。
問題もあって、あまりにも箱根偏重となっている関東大学長距離界、そして渡辺康幸などのように、箱根で燃え尽きたと云われ、卒業後、長距離ランナーとして、活躍しきれなかった選手も少なくありません。また、実際に、これだけ盛んな長距離チームレースがあるにも拘わらず、個人戦とも云えるマラソンでは、女子に較べ、国際大会での成績は今ひとつ芳しくありません。
また、派生のイベントですが(私も数年前まで知らなかったのですが)箱根でのレースが終わってから、各大学や一般参加の人も含め、同じコースでゴミ拾いする、もう一つの箱根駅伝、というものが実施されていて、その後、より規模が大きくなって、東海道沿いや各地でゴミ拾い駅伝しようという運動があるそうです。

あまり紹介されないので、よく知られていない活動ですが、綺麗に見える街でも、結構なゴミが落ちているものなので、ゴミを散らかす側の人たちに、もっと知ってもらいたい運動です。