アメリカの会社では会社の所在する地域の人種分布に応じた、マイノリティーを会社では採用しなければならず、私の在する会社も黒人がそれなりに従業員として勤務しています。そのなかで、夜勤のジー(ジェローネ)は人懐っこく何かしら私に話しかけてくるのです。朝礼の時にはずーーと後ろの方の席で黒人同士が座っているテーブルにいます。そして、スーパバイザが「何か質問はありませんか」と尋ねると待っていたかのように彼が質問してくるのですが、その質問が時折というか、ほとんど的外れで、スーパバイザに相手にしてもらえず、「それでは皆さん、また明日」と肩透かしを食わされているのです。彼の方もそれでも負けず来る日も来る日も質問を続けるのです。どこか、サミーデイビスに似ているジー、明日も質問しろよ!
