職場でお世話になっていた大先輩が
昨年末に亡くなられ
その方を偲ぶ会に行ってきました。
とても優しく、強い先輩。
相談をすると徹底的に聞いてくれる方でした。
かつてはバリケードを張って戦ってきた先輩は
4年前から病と闘ってきました。
最後の入院のとき、
医師に導尿を強く勧められ
「じゃあ、最後にトイレに入らせてくれ」。
しばらくしてもドアが開かない。
先輩は
トイレに立てこもるという手を使って
導尿を拒否したのです。
それを見ていた奥様は
「ああ、ヤツらしいな」と思ったそうです。
体は病で弱っていても
自分の意思を通すために
あの頃と同じやりかたで。
労働運動を通して
自らの正しいと思う道を模索し
それを貫き通した先輩は
最期の時まで闘士でした。