でぶぶろぐ

沖縄生まれ、小田原在住。
人生1/2世紀越え、
でぶな私のゆるゆるな日々。

琉球フェスティバル2013in東京

2013-07-15 01:07:09 | Weblog

3年ぶりに琉球フェスティバルに行ってきました。

久々に「夏」の琉フェス。
やっぱり季節としては、この時期がハマるのです。

というわけで、夫婦そろって日比谷野音へ。

過去の経験を踏まえて
念のためにレジャーマットやら細々としたものを
用意していったのですが



席に座って5分でレインコート必須になるとわ。

ぱらっと降り出した雨は、
ああっという間に大雨に。


涼しくなっていいよねーと言っていられたのはつかの間。
いつの間にか

雨粒が痛い状態に。

それでも帰らない帰らない皆さん。

っていうか、雨のせいで明らかにテンションが上がりまくる観客。

あーそういえばうちなんちゅって傘ささないよねー。
高校生の頃、帰り道に大雨にぶち当たり
むしろハイテンションでぐちょぐちょに濡れて歩いたことを思い出す。

この雨は、3月に上のほうに行っちゃった
登川誠仁(セイグヮー)が降らせてるんじゃないの?
と、出演者も観客もちょっと空を見上げてみる。

セイグヮーやりすぎ

ともあれ、今年も楽しい時間を過ごしました。

きいやま商店は初めて見たけど
すごーく元気で楽しい!
よなは徹は相変わらず新良幸人に似ていく一方
大工さんの自信に満ちた
「このコーナーでは本物の島唄を聞かせますよ」。

パーシャクラブ&夏川りみ

ファムレウタ(子守唄)。
夏川りみの透き通った声と
新良幸人の優しい、それでいてきっぱりとした声が
夕暮れの日比谷のみどりに溶けていく。

そしてパーシャの
「海の彼方」「東バンタ」
そしてそして待望の
「五穀豊穣」!!

このころには雨もやみ、会場のテンションはまさにMAX
私たち夫婦もトシを忘れて飛び跳ねました。

パーシャクラブ 五穀豊穣

ここまではほんとーーーーーにサイコーだったのです。

・・・・・ですが。

今回はトリに喜納昌吉が12年ぶりに出演。
時期が時期だけに、嫌な予感がちらっとしたのですが、

案の定、歌う前にいきなり選挙演説。
しかも特定の候補者応援を依頼する始末。

観客から「歌え!」と文句が出る。当然。

パーシャクラブで思いっきり上がっていたテンションが
風船がしぼむように

喜納昌吉のやっていることが間違っているとは言わない。
でも、今日の喜納昌吉は歌い手だよね?

しかも喜納昌吉の単独ライブじゃないよね?
パーシャを聞きたくて来た人、サンサナーを応援する人などなど。
そして琉フェスの雰囲気が大好きな人がたっくさん来ている。
喜納昌吉センセイの演説を聞きたくて来ている人がどんだけいるの?

政治のツールに歌を使うのは勝手だけど
歌の場に、こんなかたちで
政治を持ち込むのはおかしいんじゃないかなぁ。

もしかしたら、昔の琉フェスはそうじゃなかったのかも。
もっとメッセージ色が強かったのかもしれない。
そういう意味では、喜納昌吉の気持ちもわからなくはない。

でも、残念ながら、今日の観客と喜納昌吉には距離があった。
喜納センセイが高いところから言っていることは
いいことなのかもしれないんだけど、心に届かない。

喜納センセイは一生懸命歌っているのだけど、
私は、私の心に響かない歌に拍手を送れない。
スタンディングもできない。
ステージと心をひとつにすることが、どうしてもできない。
それは、とても悲しいときでした。

・・と、最後に残念な時間はありましたが、
今年も楽しい時間が圧倒的に多かったのでプラマイで計算するとプラスなのだ
相変わらずMCのガレッジは呑まされてたし。

来年への反省。
・着替えのTシャツはビニールに入れる(着替えも濡れた)
・来年のカッパは300円以上にする
・っていうか、最初から濡れるの覚悟で行く。

来年も雨降ると思い込んでいるワタシ。
だってセイグヮーが見守ってるなら、また何かイタズラするはずだからね。