最初に読んだのはこの本でした。
恨ミシュラン―いちどは行きたい 史上最強のグルメガイド | |
西原 理恵子,神足 裕司 | |
朝日新聞 |
世の中がバブルで浮かれているころ
マスコミでほめられているお店をけちょんけちょんにディスりまくる。
「みんながいいと言ってるところ、所詮こんなもんだ」という
徹底した姿勢も、けなすときの言葉のセンスも好きでした。
伊集院静さんも、この方にかかればこんな感じになってしまう。
(この連載のせいで、私の頭の中で伊集院静は小説家ではなく
勝てないギャンブラーになってしまった)
それがどうした―静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫) | |
伊集院 静,西原 理恵子 | |
角川書店 |
ちょっとサイバラ先生が年上なのですが
同じ時代を、同じ視点で生きてきた世代の私。
若いときのとがっていた感覚から、
ぶつかる壁が厚くなって、ちょっと投げやりになった時期、
ここ数年の、「人生の収穫期」を迎えた、
いろんなことに寛容になる感覚、
なんというか、サイバラ先生のマンガを読んでいると、
感情の経年変化が自分と近いな、と感じていました。
あれから20年あまり(っていうか30年に近い)。
ご本人にお会いできる日がやってきた。
小田原で西原理恵子さんのサイン会
サイン会当日、なんと一番最初にサインをしていただきました。
「恨ミシュランからのファンです」とお伝えしたら
連載当時のサイバラ自画像を描いていただきました。
実物のサイバラ先生はとっても優しくて
一緒に写真を撮るときにもこんな風に近づいてくれました。
緊張してたけど、嬉しくて嬉しくて
お礼を言うときには涙が出ました。
いまだ興奮さめやらぬ、夢見心地の私です。