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旧秋場家住宅(柚庵):一宮町

2017年12月18日 | 古民家っていいなぁ。(千葉県内)
昨年の6月、一宮町の「旧秋場家住宅(柚庵:ゆずあん)」に行って来ました。
場所は、一宮町東浪見(とらみ)です。JR外房線東浪見駅から徒歩1分。
駅方向からの入口。きれいに手入れされた生け垣の間を進み、右側の長屋門をくぐって敷地に入ります。

私達は、駐車場がある国道128号線から入りましたが、奥まったところにあるため少々判りずらい場所です。
なんと敷地は3,000坪以上あり、屋外も様々な活動に利用できるようです。

一宮町には、「旧斎藤家住宅」(寿屋本家:紹介済)4棟、「高原家住宅」(にんべん、現:赤七屋)1棟、「旧秋場家住宅」(柚庵、東浪見)3棟の3件8棟が国の登録有形文化財に登録されています。

主屋の全景。秋葉家は、かつて網元をつとめ、江戸時代末期から酒造業を営んでいた地域の有力者でした。

主屋は、明治33年(1900)の建築で、平成25年に改修され、イベント会場などのレンタルスペースに利用されています。



梁が太い。正面に雨戸が見えますが、枚数が多くて開け閉めが大変だそうです。

古民家の雰囲気と椅子がマッチしていないような?

昔の金庫もありました。開くのかなあ?

座敷には龍、松と鷹を彫刻した欄間があります。

土蔵は、1842年築です。

土蔵の内部は、ギャラリーとして利用されています。

土蔵の小屋組(2階)。

長屋門は、明治時代前期に建てられました。敷地の中から見たところ。

旧秋葉家の長屋門の一部を改装して営業していたのが「柚庵」です。

こちらが「柚庵」です。古民家の良さを生かしつつ、今風に改装した雰囲気の良いカフェ・レストランでした。

柚庵の入口付近。



柚庵の店内。
先日、久しぶりに柚庵に伺ったら閉店していました。残念。