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夏の花:花木大角豆

2020年06月12日 | 花さんぽ・花めぐり

小石川植物園に大樹があり、毎年見事な花を咲かせてくれる「ハナキササゲ(花木大角豆)」( ノウゼンカズラ科  )です。

北米原産の落葉高木で、大きなものは樹高30mにもなるそうです。

'0506111 開花期は5~6月。枝先に円錐状の花序を作り、人目を引く大きな筒状花を咲かせます。

花は漏斗状で長さ4~4.5cmと大きく、白色で内側に紫のすじがあり、黄橙色の2本の帯状の模様が入ります。

「アメリカキササゲ」より全体に大形なので別名「オオアメリカキササゲ(大亜米利加木大角豆)」とも呼ばれます。

マメ科の「ササゲ(大角豆)」(写真下)に似た果実も大きく、長さ約30cmあります。

'061105 「ジュウロクササゲ(十六大角豆)」マメ科

莢の長さは30~50cm、16粒ほどの豆が入っています。開花期:6下旬~9下旬

 

'180602 江川邸(伊豆の国市)

こちらは中国原産の落葉高木「キササゲ(木大角豆)」。樹高5~12m。

開花期は6~7月。写真では判りづらいですが内側に暗紫色の斑点のある淡黄色の花が咲きます。

’090627 筑波実験植物園 

花冠は長さ2cmくらいの広い漏斗形で、先は5裂してやや唇状になります。

'050716 筑波実験植物園

果実は細長い蒴果で長さ30cmほど。

 

'070602 北米原産の「アメリカキササゲ(亜米利加木大角豆)」。開花期:6~7月

「ハナキササゲ」より、やや濃い花色で、花冠は長さ3cm。

白花の内側に紫色と黄橙色の斑点があり、裂片の縁が縮れます。

'190513 高知県立牧野植物園 アメリカキササゲの園芸品種「オーレア

美しい黄金色の葉。展開前の葉は赤味を帯びています。

果実の長さは20~30cmほどです。

 

チタルパ」ノウゼンカズラ科の落葉小高木。

「アメリカキササゲ」と「デザートウィロー」との属間交雑種とのこと。

葉は狭楕円形から披針形で互生し、全縁。他の花の葉とは形が全く違います。

枝先に総状花序を出し、ラッパ型の淡いピンク色の花を咲かせます。濃いピンク色の花もあります。

前述の「アメリカキササゲ」の花によく似ていますが、花の内側に紫の筋は有りますが、黄橙色の斑点(筋)がありません。