’050815 静岡県立大学薬草園
薬草の「ミシマサイコ(三島柴胡)」(Bupleurum falcatum:ブプレウルム ファルカツム) 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
名前は、江戸時代から静岡県の三島地方で産出されるサイコの根が非常に良質であったことや三島がサイコの大集荷地であったことに由来します。
セリ科ミシマサイコ属の多年草
東アジア温帯各地に自生し、日本では本州中部地方以西に分布します。
草丈:70~120cm 花期:8~10月
セリ科独特の複散形花序に小さな黄色の花を多数咲かせます。
生薬「サイコ(柴胡)」は本種の根で、サイコサポニンなどの成分を含み、消炎、解熱などの作用があります。