下妻市の古民家café「あかり家」での昼食後、常総市(旧結城郡石下町)にある「長塚節(たかし)の生家」(茨城県史蹟指定文化財)を訪れました。
こちらは今でも長塚家の子孫の住居(東京在住)になっており、この日は案内人(飯塚さん)から一つ一つ丁寧に説明を聞くことが出来ました。
歌人であり、小説「土」で有名な作家でもある長塚節の生家は、町の北より、鬼怒川から約1km西に離れた位置にある大字国生にあり、田畑が広がる平坦地です。
節は3歳のころ小倉百人一首をそらんじて、神童といわれましたが、病弱で病気療養を兼ねて諸国を歩き、九州で、37歳の生涯を終えました。
屋敷の南面は道路に面し東西約60m余り、南北は80m余りで東南角が鋭角に変形している広大な敷地です。建物は江戸時代後期に建てられました。
長屋門全景
長屋門の入口
入口脇に建つ節の銅像
南道路に面して建つ桁行17.5m、梁間5.5mの大きな瓦葺の長屋門を入ると、正面に南面して茅葺の主屋が建っています。
長屋門と主屋との間は、ほぼ長屋門の桁行巾を方形とした空間です。
主屋は西方に書院を突出部として接続した規模の大きな建物(桁行9間、梁間6.5間)で、屋敷のほぼ中央に位置します。
長屋門の西端から主屋の書院境にかけて瓦葺の屋根塀を設けて西側を内庭と区切り、中央に本瓦葺の中門(切妻、本瓦葺)があります。
中門の両サイドにある彫刻。こちらは亀が3匹。反対側は鶴が3匹です。
内庭は自然木と庭木を巧みに配置した庭園です。
長屋門の両脇の道路沿いは樹木で囲み、門の東には納屋があります。
背面は樹木と竹林に覆われ、書院の後方に稲荷社(屋敷神)、その後に土蔵が一棟が建ち、背後は竹林が繁っています。 (説明は県HPより引用)
書院(桁行5間、梁間5間)へはここで靴を脱ぎ、障子を開けて入ります。
一般公開されているのは書院のみで母屋は現在でも持ち主が利用しているそうです。
書院の内部。節が実際に旅の道中、お気に入りの詩を記しながら使用した旅傘や愛用していた机、直筆の原稿や手紙なども見ることができます。
豪農ぶりを伺わせる生家の庭とのことですが残念なことに管理が行き届かず荒れた印象でした。
最後にお恥ずかしながら、私は民文学の名作『土』を読んだことも無く、長塚節の名前すら知りませんでした。
なお、長屋門の向かいにある案内所は毎週土、日、月曜日オープンで、案内時間は午前10時から午後4時です。
この後、坂東市にある「逆井城跡公園」を訪れました。別ページへ。
こちらは今でも長塚家の子孫の住居(東京在住)になっており、この日は案内人(飯塚さん)から一つ一つ丁寧に説明を聞くことが出来ました。
歌人であり、小説「土」で有名な作家でもある長塚節の生家は、町の北より、鬼怒川から約1km西に離れた位置にある大字国生にあり、田畑が広がる平坦地です。
節は3歳のころ小倉百人一首をそらんじて、神童といわれましたが、病弱で病気療養を兼ねて諸国を歩き、九州で、37歳の生涯を終えました。
屋敷の南面は道路に面し東西約60m余り、南北は80m余りで東南角が鋭角に変形している広大な敷地です。建物は江戸時代後期に建てられました。
長屋門全景
長屋門の入口
入口脇に建つ節の銅像
南道路に面して建つ桁行17.5m、梁間5.5mの大きな瓦葺の長屋門を入ると、正面に南面して茅葺の主屋が建っています。
長屋門と主屋との間は、ほぼ長屋門の桁行巾を方形とした空間です。
主屋は西方に書院を突出部として接続した規模の大きな建物(桁行9間、梁間6.5間)で、屋敷のほぼ中央に位置します。
長屋門の西端から主屋の書院境にかけて瓦葺の屋根塀を設けて西側を内庭と区切り、中央に本瓦葺の中門(切妻、本瓦葺)があります。
中門の両サイドにある彫刻。こちらは亀が3匹。反対側は鶴が3匹です。
内庭は自然木と庭木を巧みに配置した庭園です。
長屋門の両脇の道路沿いは樹木で囲み、門の東には納屋があります。
背面は樹木と竹林に覆われ、書院の後方に稲荷社(屋敷神)、その後に土蔵が一棟が建ち、背後は竹林が繁っています。 (説明は県HPより引用)
書院(桁行5間、梁間5間)へはここで靴を脱ぎ、障子を開けて入ります。
一般公開されているのは書院のみで母屋は現在でも持ち主が利用しているそうです。
書院の内部。節が実際に旅の道中、お気に入りの詩を記しながら使用した旅傘や愛用していた机、直筆の原稿や手紙なども見ることができます。
豪農ぶりを伺わせる生家の庭とのことですが残念なことに管理が行き届かず荒れた印象でした。
最後にお恥ずかしながら、私は民文学の名作『土』を読んだことも無く、長塚節の名前すら知りませんでした。
なお、長屋門の向かいにある案内所は毎週土、日、月曜日オープンで、案内時間は午前10時から午後4時です。
この後、坂東市にある「逆井城跡公園」を訪れました。別ページへ。
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