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シダ植物:ヒトツバ

2025年02月03日 | 花さんぽ・花めぐり

ウラボシ科ヒトツバ属の常緑性多年性シダは、名のとおり葉が単葉のシダ類

日本・中国・台湾などに旧大陸に約50種?が分布し、国内には5種が分布する。

ヒトツバ(一つ葉)」(Pyrrosia lingua)は、やや乾燥した岩上や樹幹に着生します。

原産地:日本(関東以西~琉球)、東アジア

根茎は太く、胞子葉の裏に赤褐色の胞子嚢をたくさんつけます。

葉身は卵形から広披針形、胞子を付ける葉がやや幅狭くなり、全縁で革質、裏面は灰褐色の星状毛を密に付け、表面の毛は少ない。

’フイリヒトツバ(斑入り一つ葉)’は表面に淡白色の不規則の斑紋が入る。

葉の縁が波状に切れ込む園芸品種’コウリュウ(甲竜)’((P. lingua ’Kouryu’)

葉が厚く、波打つヒトツバの奇形「エボシヒトツバ(烏帽子一ツ葉)」(P. lingua  ’contorta'

葉の縁に突起が出るヒトツバの奇形「ハゴロモヒトツバ(羽衣一つ葉)」(P. lingua ’monstrifera

古くから栽培されている「シシヒトツバ(獅子一つ葉 )」(P. lingua f. cristata

ヒトツバの変種で、葉の先端部が獅子の角のように細かく分枝を繰り返してかたまり状になる。

イワオモダカ(岩面高)」(P. hastata

ヒトツバに似た姿ながらずっと小柄で、葉はやや三角状、貴部から側方に突出部が出る。

ヒトツバに似るが、葉身基部が幅広になる「オオヒトツバ(大一つ葉)」(P. sheareri中国・台湾原産

掌状に深く裂けた葉形が特徴の「モミジヒトツバ(紅葉一つ葉)」(P. polydactylis台湾固有種

ピロッシア・コスタタ」(P. costata) 分布:南アジア・アジア大陸部の熱帯

ピロシア・ランケオラータ」(P. lanceolata) 分布:日本(沖縄)、熱帯アジア~アフリカ、台湾

アジアからアフリカにかけて広域分布するヒトツバ属の種で、様々な種内変異が知られる。

ピロシア・ロンギフォリア」(P. longifolia)熱帯アジア~オーストラリア

熱帯アジアの低地に広く分布するヒトツバ属

ピロシア・スブフルフラケア」(P. subfurfuracea)分布:中国・インドシナ・イイド・ブータン

大型のヒトツバ属。葉の長さは1mを超えることもある。

ピロシア・キナバルエンシス」(P. kinabaluensis)分布:ボルネオ



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