枝垂れた枝に鈴なりに実をつけた「クコ(枸杞)」(Lycium chinense)が赤く色づいています。
別名(英名):ゴジベリー。枸橘(カラタチ)の様な刺があり、杞柳(コリヤナギ)の様に枝がしなやかなことから、名付けられたそうです。
ナス科クコ属の落葉低木 東アジアの熱帯域から温帯域原産で、日本全域、朝鮮半島、台湾、中国に分布。
花期:7~11月 枝先に1~3個の淡紫色の小さな5弁花をつける。花から5本の長い雄しべが出て、目立つ。
茎は細く、下部で分枝、斜上し、長さは1~1.5m。
葉は互生し、多くはごく短い枝の先に群生する。葉身は長楕円形または楕円形、長さ2~4 cmで全縁
果実:晩秋~冬 液果は楕円形で長さ1~2㎝、実の中には10~30粒の非常に小さな黄色い種がある。
葉はクコ茶に、干した果実はクコ酒などに利用されます。
なお、この実を乾燥させた物が、生薬「クコシ(枸杞子)」と呼ばれ、滋養、強壮、血圧降下の効果があるといわれる。根や葉にも薬効があるとされています。
海辺の岩場で這うように育つ「アツバクコ(厚葉枸杞)」(Lycium sandwicense)
ハワイ、小笠原諸島及び大東諸島に分布する常緑低木。別名:ハマクコ(浜枸杞)
葉は互生し、へら形で先は丸く、長さ1~2.5cm。花期:7~2月、同じような花や実がなり、薬用となる。
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