伝統の「古典菊」の続き(最後)です。
嵯峨菊→丁子菊→江戸菊→伊勢菊→奥州菊→肥後菊
「奥州菊」は、青森県八戸地方で品種改良された菊です。
両手で花をキュッと掴んだように盛り上がり、太い花弁が垂れ下がるのが特徴(出典:歴博「くらしの植物苑」)
以下の写真は'231114に同苑で撮影したのです。
’アイコクデン(愛国殿)’
’ゴクラクデン(極楽殿)’
’エイラクデン(栄楽殿)’
’ハナミコシ(花神輿)’
’シコウデン(紫光殿)’
次は、「肥後菊」 一重で、花弁の間がすいたもの多いのが特徴です。
肥後の名藩主といわれた細川重賢が、文化政策の一つとして栽培を奨励したと伝えられています。
’イワイノツキ(祝の月)’
’テンニョノマイ(天女の舞)’
’サクラノシュクジョ(佐倉の淑女)’ 歴博オリジナルくらしの植物苑作出品種
以下の菊は「肥後(実生)」の新花です。
くらしの植物苑で交配して出来た種から育てた菊の新花で、現在、試作中の花です。
新しい品種を作るためには、この新花の中から、良花を選抜し、性質や花容などを観察して、2年かけて試作するそうです。
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