「オオシマザクラ(大島桜)」(Prunus speciosa)
名前は伊豆大島などに産するとしてつけられた。別名:タキギザクラ(薪桜)、モチザクラ(餅桜)
バラ科サクラ属の落葉高木 伊豆諸島に分布する野生種(日本固有種)
房総半島、三浦半島や伊豆半島南部では薪炭用に栽培されていたものが野生化。
4月上旬、葉が出るのとほぼ同時に、一重咲の白い花を咲かせる。
葉や花が大きく、花に芳香のあるものも多く、形態や開花期などに多くの変異がみられる。
本種と「エドヒガン(江戸彼岸)」の交配種「ソメイヨシノ(染井吉野)」など多くの栽培品種の原種ともなっている。
若い葉を塩漬けにしたものは「桜葉」と呼ばれ、おもに桜餅に使われる。
静岡県松崎町がおもな産地で、全国の使用量の7割以上を生産している。
ポリエチレンで作られた人工の桜葉を時たま見かけますが風情がないですね。
果実は球形で、6月頃、赤色から黒紫色に熟す。
オオシマザクラは大好きな桜ですがこちらでは見かけなくなってしまいました。
いつもきれいな写真で楽しませて頂いています。
ありがとうございます。