世界最長で世界一大きな”球果(松ぼっくり)”として有名な「シュガーパインコーン」です。
その大きさは、25〜50cmに達し、最大で66 cmのものが確認されているそうです。
樹名は「シュガーパイン(英名:Sugar pine)」(Pinus lambertiana)といい、和名が「ナガミマツ(長実松)」です。
シュガーパインという名は、この木が分泌する樹液が、多くの糖分を含み甘いことが由来。メープルシュガーのように、樹液を煮詰めてシロップとしても利用されているようです。
葉は5本が束になった五葉松(ゴヨウマツ)類の一種で、落葉針葉高木。北米原産
マツ科マツ属のなかで世界最大の種で、通常は樹高40〜60m、幹の直径1.5〜2.5mにもなります。
過去、最大のものは、アメリカのヨセミテ国立公園にあったものが樹高82m、幹の直径3.5mでしたが、キクイムシによる被害で枯死したそうです。現在は樹高80.5mの木が現存しているようです。
水平にのびる枝も、先端につくその松かさの重みで垂れ下がります。種子も10mmほどと大きく、松の実として食べられます。
リスが松ぼっくりを食べた残りです。それがまるでエビフライのように見えることから「森のエビフライ」などと呼ばれます。
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