アジア温帯の山地に自生する「アオハダ(青膚)」(Ilex macropoda)
'041002 つくば植物園
モチノキ科モチノキ属の落葉高木 樹高10m~15m。分布:日本(北海道~九州)、朝鮮、中国
樹皮は灰白色で薄く、すべすべしている。爪で簡単に剥がれ、内皮が美しい緑色で「青膚」と呼ぶ。
果実は短い枝の先端に数個ずつ束になってつき、直径約7㎜の球形で赤く熟す。
キノワグマがこの木に登って赤い実を好んで食べるので、「クマノリ」の地方名もあるそうです。
花期:5~6月 雌雄異株で、枝先に小さな緑白色の花を、雄花は球状に多数集まってつけ、雌花は数個ずつつくが目立たない。
葉は長枝では互生、短枝では束生し、長さ4~7㎝の卵形または広卵形で膜質。先はとがり、縁に浅い鋸歯がある。
材は細工物によく使われ、東北地方では、こけしによく使われる。
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