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染料の植物:日本茜&西洋茜

2022年09月27日 | 花さんぽ・花めぐり

房総のフルハウスに行ってきました。

幸い台風被害はなく、栗(大栗&山栗)も大量に収穫できました。

今回初めて持ち込んだヘッジトリマー(生垣バリカン)でイヌマキ、イヌツゲなどの刈込みもしてきました。

天気も良く暑かったので、草刈り、草取り、落ち葉掃きなどでくたくたです。

郷里の妹宅は台風15号の影響で断水が続き、大変な状態とのこと。早く復旧するとよいのですが。

ニホンアカネ(日本茜)」(Rubia argyiは日本にも自生するアカネ科アカネ属のつる性多年草

属名の「Rubia」はラテン語で「赤」を意味します。 日本、中国、朝鮮半島などに分布

根は染料として日本では古代から草木染めが行われて、茜染(あかねぞめ)と呼ばれ、その色を茜色と呼びます。

正倉院にも色鮮やかなニホンアカネによる染の品物が数多く残されているそうです。

山地や野原、路傍、林の縁などで普通に見かけることができます。

フルハウスにも生えていて、厄介者として除草しています。今度、根を掘って見てみます。

花期:8~10月。目立たない黄緑色の小さな花を枝先に多数つけます。

葉はハート型か長卵型で4枚が輪生し、先端が尖る。茎は四角く、下向きに細かい逆刺があります。

根は太いひげ状をしており、生のときは光沢のある赤黄色で、乾燥すると暗紫色になる

セイヨウアカネに比べ根が細く、染色するための量を採ることがとても難しいそうです。

また、濃い赤色を染めるために、何度も染めを繰り返さなければならず、染色に手間がかかるそうです。 

果実↑は球形で直径5 ~6mmの液果で、晩秋の頃黒く熟します。

なお、アカネは「緋(アケ)の根」が転じて「あかね」になったと言われます。

 

現在一般に流通している草木染めのアカネは「セイヨウアカネ(西洋茜)」(Rubia tinctorum)か、

インドアカネ(印度茜)」(Rubia manjith)で、ニホンアカネとは別種。

根は褐色の根皮を剥くと、中は赤く、茜根や茜草根といい止血、解熱などに効果があるとされる。

本種は色を濃く染めやすく、ニホンアカネが色が褪せやすいのに対し、紫外線に対しても比較的堅牢。

常緑つる性多年草。花期:7~9月。淡黄色の5㎜ほどの小さな花をつけます。

葉は細長く6枚が輪生。2枚が本来の葉で、残りの4枚は托葉。

根が太く、ニホンアカネより収量が多い。



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