田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

ついに「きのこ」初収穫

2017年12月09日 | 昭和の杜で田舎暮らし
今日、久しぶりにシイタケのホダギを見に行ったら、なんとシイタケが出ているではないか。
出ない出ないと諦めかけていましたが、2年(2回夏を越す)待った甲斐がありました。

喜び勇んで、デジカメを取りに戻り、あーちゃんにも報告。
なんと、気が付くのが遅かったため、巨大化(15cm位)したシイタケが1つありました。

標準サイズと比べてもその大きさが覗えます。食べられるとは思いましたが、気色悪いので捨てました。

そこへ、ご近所さんが知り合いから頂いたという「ヒラタケ(平茸)」を持ってきてくれました。(いつもありがとうございます。感謝!)

初めて見る茸です。我が家にもご近所さんに頂いたヒラタケのホダギがあるので、もしやと思い見に行きました。
なんとヒラタケも生えているではないか。またまた感動。
ご近所さんから頂いたものと比べると大きく、色も悪い。こちらも取るのが遅かったのかも?

見た目は悪いが、一応食べる予定ですが。

先ずは、ご近所さんから頂いた方を御汁にして美味しく頂きました。

余談。
今日は、久しぶりに樋の掃除をしました。二重になってる屋根の上の方の樋は、下の屋根に登らないと届かないのでいつも掃除していません。

我が家の周りには、杉などの高木があるため、風で舞った木の葉が樋に溜まり、樋が機能しなくなります。

樋が落葉で詰まり、また樋の真ん中辺りがたわんでいるため、雨水が樋から溢れています。

そこで定期的に樋を清掃しなければならないのですが、これが危険且つ面倒でいつも後回しになっています。

今日は、なんとかやる気スイッチを入れて、作業を開始しました。梯子をあーちゃんに押さえてもらって、初めてみたもののやはり大変の一言に尽きます。なんとか最小限の範囲だけ簡単(手抜き)に掃除し作業完了ということにしました。

母屋の樋。

こちらは納屋の屋根樋です。
作業後の写真を撮り忘れました。

12月:超寒い。赤・黒・黄色の実

2017年12月09日 | 杜の木々(フルハウス)

今朝7時の気温は、なんと1℃。超寒い! 北海道では、-20℃を超える所があるとのこと。
我が家の庭では、この時期、ヤツデ以外には、花が咲いていないので色々な植物のカラフルな実を紹介します。
この時期を代表する花は、「山茶花」や「寒椿」ですが、これらの木はなく、「ツバキ」はまだ蕾状態です。
唯一、花が咲いている「ヤツデ(八つ手)」は、いたる所に生えています。

先ずは、実を紹介する前に「ヤツデ」の花を。

葉はつやがあり、やや厚手。形は掌状ですが、七つ又は九つ(奇数)に裂けており、八つに裂けることは稀だそうです。
大きな円錐花序をつくり、花茎を含めて黄白色で他の花が少ない時期に咲くためよく目立ちます。


実の紹介に移ります。
最初に、「万年青 (おもと)」のオレンジ色の実。オモトは、半日陰を好み、夏の直射日光や、強い西日は苦手です。

また、耐陰性があります。一日のうち半分が日陰でも育ちます。
おもとは漢字で万年青と書き、めでたい植物。
縁起の良い植物として、古くから珍重されてきた伝統的な多年草です。

次は、「マンリョウ(万両)」(ヤブコウジ科)」。12月から3月に色づきます。冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しい。
大実の万両や白い実の万両もあります。

千両(センリョウ・センリョウ科)、百両(カラタチバナの別名・ヤブコウジ科)、十両(ヤブコウジの別名・ヤブコウジ科)、一両(アリドオシの別名・アカネ科)とお金(両)をほうふつとさせる名前の植物は、一の位から万の位まであります。


「ナンテン(南天)」。以前紹介しましたので簡単に。かなり色づきました。

葉が細く、実が小さい物もあります。


「ヒサカキ(柃)」。径5mmほどの丸い果実が10月頃から熟して黒紫色になります。サカキ(本榊)みたいですが、サカキに非(あら)ずで非サカキになったのが由来だそうです。榊(さかき)が育成しない地域(主に東日本)では、「ひさかき」を「本榊(ほんさかき)」の代用として利用してきました。どちらも神棚に供える玉串などに使います。ヒサカキは、葉っぱの大きさが小さいので、姫榊(ひさかき)といわれるなどの諸説があります。


「クロガネモチ(黒鉄黐)」。実の鑑賞時期は、10月から2月。我が家には、樹高10m位の木が2本あります。
一般的に落葉樹は、晩秋~冬に落葉しますが、クスノキ、クロガネモチなどの常緑樹は、春、4月、一斉に落葉して新葉と入れ替わります。最初に見た時は木が枯れてしまったかと思いました。この落ち葉が樋に詰まり困りものです。

今年は、実付きが悪いのか、既に鳥に食べられてしまったのかあまり実が目立ちません。

(撮影日:H27.11.2)

「ヤブラン(藪蘭)」。真黒な実が生ります。夏から秋に紫色の地味な花を咲かせます。


「ユズ(柚)」。今年は裏年なのか3本の柚子の内、1本しか実が付きませんでした。

冬至(12/22)には、少し早いのですが、「冬至にゆず湯に入ると風邪を引かない」と言われているので、今夜、ゆず湯に入りました。蓋を開けると「プーン」といい香りがします。冬至じゃないと効果ないかも?


「マユミ(檀、真弓)」。朱色がかった赤色の四角い果実で。熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。


最後に赤く熟した「ウラシマソウ(浦島草)」の実です。

春に苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この和名があるとされています

(撮影日:H26.4.9)
サトイモ科の多年草で、林にたくさん生えてきます。春に雌株に咲いた花には、トウモロコシ状の実が出来ます。
夏の間は緑色の実が、秋~冬には赤く熟して、小鳥たちの食糧になります。


飯高寺(飯高檀林跡):匝瑳市

2017年12月08日 | BOSOの見どころ+α
平成26年10月に匝瑳市(そうさし)にある飯高寺(はんこうじ)に友人達と行って来ました。(銚子連絡道路横芝光インターチェンジから車で約20分)
匝瑳は、中々読めないですね。匝瑳は、平成18年(2006)1月、八日市場市・野栄町(のさかまち)が合併してできた比較的新しい市です。
以前にも、あーちゃんと古民家物件を見に行った時に少しだけ見学しました。

飯高檀林跡(飯高寺)は、天正8年(1580年)から明治7年(1874年)まで294年にわたって、法華宗(日蓮宗)の学問所がおかれた寺です。敷地は、約6.7haもあります。
この日は、南側駐車場内の「観光案内所」に居られた匝瑳市観光協会登録観光ガイドの方に案内をして頂きました。

杉の大木の奥に見えるのが講堂です。荘厳な雰囲気ですね。

「講堂」。木造入母屋造で、県内で一番大きな重要文化財の建物です。間口26.72m、奥行16.23m

檀林とは栴檀林(せんだんりん)の略語で、僧侶の集まりを栴檀の林にたとえ、寺院の尊称であると共に仏教の学問所を意味します。最盛期には600~800人の学僧が集まり、多くの名僧を輩出しました。

「立正大学発祥の之地の碑」。現在の立正大学の前身として日本最古の大学とも評されます。
廃檀当時のまま保存され、その中の総門、鼓楼、鐘楼、講堂は国指定の重要文化財となっています。また、境内全体は県指定史跡に指定され、うっそうとした杉林が歴史の重みを感じさせてくれます。秋には「飯高檀林コンサート」が開催されます。(県HPより)



「鐘楼(しょうろう)」。建立:寛文頃(1661年から1672年)再建、木造入母屋造

「鼓楼(ころう)」。建立:享保5年(1720年)新造。講堂に学徒を呼集するため打ち鳴らしたそです。



「総門(そうもん)」。建立:延宝8年(1680年)新造。現在のものは、天明2年(1782年)新造。

飯高寺は、県内の人にもあまり知られていませんが、ここはメジャースポットに格上げしたいです。

熊野(ゆや)の清水:長南町

2017年12月07日 | BOSOの見どころ+α

今年の6月と8月に、昭和60年に環境庁認定の名水百選に千葉県内唯一選ばれた「熊野の清水(ゆやのしみず)」に行って来ました。

場所は、長南町ののどかな山間の田園地帯の熊野地区にあります。

茂原長南I.C(圏央道)より15分位です。(長生郡長南町佐坪2,3888)

杉の木立の中にひっそりと佇む小さな湧水です。

古い文献によると弘法大師が全国行脚の途中この地に立ちより水がなく農民が苦労しているのを見て法力により水を出したと伝えられています。

室町時代から約100年の間、鶴岡八幡宮直営の湯治場として栄えていました。

当時の地区の名前は「湯谷」と呼ばれていたことから「ゆやのしみず」と呼ばれています。

現在では、農耕・生活用水として利用されており、弘法大師にちなみ別名「弘法の霊泉」とも呼ばれています。(町HPより)

熊野の清水の水量は平均すると、毎分48Lです。湧水は一宮川に合流して太平洋まで注いでいます。

水の硬度は1Lあたり約54.5mgであり、炭酸水素カルシウム、炭酸水素ナトリウム、硝酸イオンなどの成分が含まれています。

飲んだ時に甘味を感じることができ、さっぱりとした味わいだそうです。私には、単に美味い水としか感じませんでした。

近くでは「清水の里 熊野直売所」、「がんこ茶屋」が営業しています。

「がんこ茶屋」は、「熊野の清水」を利用して、約8時間かけて抽出した「水出しアイスコーヒー」が頂けます。

マスター(橋爪さん)は、白鬚がトレードマークの親爺さんです。

今回は、昼時でしたので、あーちゃんと蕎麦を頂きました。(大盛は、2段になっています)食べかけですみません。

営業時間は、11:00~帰りたくなるまでだそうです(笑)。行きたい方は、早めにどうぞ。(定休日:火曜日)

「熊野の清水」の向かいにある「熊野の清水公園」には「スカシユリ」や「花ハス」など様々な花が咲くそうです。


旧三笠ホテル:軽井沢町

2017年12月06日 | 古民家っていいなぁ。(県外)
今年の7月に重要文化財「旧三笠ホテル」に行って来ました。
白糸の滝の帰りに、軽井沢方面に向かっていたら、偶然見つけてあーちゃんと二人で見学させて頂きました。(入館料:400円)
三笠ホテルという名称は、敷地前方の愛宕山が奈良県の三笠山に似ていることから、付けられたそうです。

三笠ホテルは、日本郵船などの重役を務めた実業家の山本直良氏が創業しました。
アメリカで設計を学んだ岡田時太郎氏の設計で、全て日本人によってつくられ、明治38年に完成しました。



日本人の手による純西洋式木造ホテルという点が評価され、国の重要文化財になったそうです。

ホテルの営業は、明治39年5月に開始され、昭和45年に廃業し、昭和55年に軽井沢町に贈与されました。
木造純西洋式のホテルとしては、札幌の「豊平館」に次ぐ、古い建物で、昭和58年4月から内部が一般に公開されました。
一時は、進駐軍に接収されたこともありました。

文化人財界人が多く宿泊したことから、「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていたとのこと。

電灯によるシャンデリア照明、英国製タイルを張った水洗便所、英国製のカーペットの採用など、当時の最先端、最高級の設備が整えられています。(軽井沢町パンフより引用)
写真は、ホテルの元フロントです。重厚な雰囲気ですね。