田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

夏の花:水金梅&大水金梅&長柄蔓野鶏頭

2020年07月26日 | 花さんぽ・花めぐり

おはようございます。

今年はコロナ禍の影響で夏祭りなどのイベントや市民プールの運営も中止、夏休みは大幅に短縮。

子供たちが楽しみにしていたことが軒並み中止でかわいそうでなりません。いつまで我慢させればよいのでしょう? 

8月に入ると漸く梅雨が開け、平年と同様晴れる日が多くなるそうですが、今度は炎天下で熱中症が心配。

毎日、感染者数が増え続けています。一体どうなってしまうのでしょうか。

 

’190905 筑波実験植物園

黄色の梅のような綺麗な花が咲く「ミズキンバイ(水金梅)」(アカバナ科)

浅い池や川に生える在来種の多年草で浮葉~抽水植物。長い地下茎を伸ばし、繁茂すると水面を覆う。

夏に黄色の花を次々に咲かす一日花。 5弁花の倒卵円形で先端がくぼむ。

花径は2~3cm。花期は6~8月

現在では、環境の変化で絶滅の危機に瀕し、「絶滅危惧Ⅱ類」

下の写真と見比べて見て下さい。「水金梅」は清楚でエレガンスですね。

'200721 手賀沼と大堀川合流部(北柏ふるさと公園側)

一方、南米などを原産とする外来種の「オオバナミズキンバイ(大花水金梅)」(アカバナ科)(以下、オオバナ)

見た目は「ミスキンバイ」の花同様、可憐で鮮やかな黄花。特定外来生物に指定されており、販売や栽培などは違法。

当初は滋賀県の琵琶湖などで爆発的に数を増やしていた。駆除に大変苦労されているとのこと。

ところが近年、印旛沼や手賀沼でも大繁殖して在来の生態系を破壊しつつあります。

「オオバナ」は水面を覆う水陸両生の恐るべき外来植物。

岸辺から水面に沿って横方向に茎と葉が伸び、厚みがある群落を形成。

非常に繁殖力が強く、ひ弱な「ミズキンバイ」と違い、あっという間に繁殖域を広げます。

水面の葉は形が違うようだ。

厄介なのは茎の破片からも再生し、乾いた陸上でも根付いて再生するおそれがある。

とても人力では駆除が出来ず、重機を使って除去し、焼却処分するそうだが、費用面で追いつかないのが現状。

 

特定外来生物の「ナガエツルノゲイトウ(長柄蔓野鶏頭)」(以下、ナガエ)。

南米などを原産とするヒユ科の多年草で驚異的な(恐るべき)繁殖力を持っています。

在来種が絶命、減少する恐れがあります。

「オオミズ」と「ナガエ」の混成群落が形成され、まるで陸地のように見えます。

手賀沼ではこれまで、「ナガエ」が大繁殖していたが、ナガエさえも駆逐するくらい「オオミズ」が大増殖。

「ナガエ」も川辺などの浅い水際に群落を作る抽水植物で、一見すると「白詰草」に似ています。

名の由来は、花柄が長く、蔓性で、野に生える、ケイトウ(鶏頭)の仲間なので。

花期は6月中旬~8月。今まさに見頃(#^ω^)?です。

駆除は、群落丸ごと抜き取って根こそぎ回収し、焼却。

「オオミズ」と同様、茎の破片からも再生する恐るべき植物。

千切れた茎を下流に流してしまったりその場に放置をすれば、それがそれぞれ根を出して見事に再生して繁殖します。

地上に根付いた「ナガエ」。茎の節から新たな茎や根がどんどん伸び、2週間で8cmも伸びるとのこと。

なお、真冬には茶色に変色するが、枯れた訳ではなく、3月には茎の節から発芽します。

 

市のHP(ぐる~っと手賀沼)によると6月29日から1週間、県による「外来水性植物刈取作業」(試験駆除)が行われたとのこと。

日本に数台しかないという「水草刈取船」を琵琶湖畔から3日かけてトレーラーで運んだそうです。

今年から県が数年かけて駆除作業を行うそうです。

’090802 11年前のハスの群生地。奥に見える橋は「手賀大橋」 

因果関係は判りませんが「手賀沼ハスの群生地(約10ha)」が全滅です

’090802 ハス群生地の奥に見えるのは「手賀沼親水広場・水の館」(我孫子市)

昨年から減少し始め、今年は壊滅的な状況とのこと。

’090802 こんなきれいな花が咲いていました。

漸く見つけた2輪の花の写真(上)をHPに掲載していました。※市HPの写真('200710)を借用。

なんと、背景に写っている黄花は「オオミズ」ではありませんか。それもかなりの群落のようです。

 

 


夏の花:ハワイフトモモ

2020年07月25日 | 花さんぽ・花めぐり

コロナ禍の影響で運動不足になっています。

運動不足は健康に悪いということはわかっていますが、中々実行できません。

ごく軽度の運動(1日10分)をするだけで死亡率を30%減少させるられるそうです。

強めの運動も取り入れて週150分の運動をすると、死亡率が50%も下がるという研究もあるとのこと。

運動の効果は「病気の予防」、「ダイエット」以外にも「頭がよくなる」「免疫力アップ」など、メリットづくしだそうです。

’090725 千葉県花植木センター温室(現在は閉園)

長いことこの花の名前が判りませんでした。上記のセンター以外では見たことがありません。

名前は「ハワイフトモモ」(フトモモ科)。ハワイの固有種で低木~高木。

別名:「オヒア・レフア」。ハワイ語でオヒアはハワイフトモモの木を指し、レファは花のこと。

樹高、葉の形、花の色や質感までバラエティに富んでいるそうです。

主要6島すべてに分布し、海岸から標高約2,600mまで広く見られる。

鮮やかな赤い花をつけるが、花冠ではなく多くの赤い雄しべが集まったもの。

特にハワイ島でよくレイに使われるそうです。

花の色は赤がもっとも多いが、黄色、サーモン色、ピンク色などもあります。

 


夏の花:浜木綿&アフリカ浜木綿&大浜木綿

2020年07月24日 | 花さんぽ・花めぐり

きのうの朝、NHK Eテレを見ていたら「香川照之(54歳)」さんが出演していた。

なんと、カマキリの着ぐるみ(写真:最下段)を纏い「カマキリ先生」に扮していた。

「半沢直樹」や「99.9-刑事専門弁護士」シリーズなどに出演する東大卒の歌舞伎役者・個性派俳優のイメージとは真逆?

昆虫が大好きで、番組名は「香川照之の昆虫すごいぜ!('16~)」。“カマキリ先生”として熱く昆虫の生態を語っている。

香川さんの希望で実現した番組で、着ぐるみも番組用に自ら監修したとか。

「半沢直樹」の大和田常務役の強烈なイメージからは想像できないので驚きました。

なお、知らなかったのは今回も私だけで家族は知っていました。母親があの大女優「浜木綿」さんということは知っているぞ。

ハマユウ(浜木綿)」ヒガンバナ科の常緑の多年草。花期は7~9月。

別名:ハマオモト(浜万年青)。主に温暖な海浜で見られる。

葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に散形花序をつける。

花序ははじめ苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。

花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、先端部は反り返る。

花は日没前後から強い芳香を発するようになる。

若い蒴果。大きな種子が数個入っている。

 

’060625 「クリナム・パウエリー」。ヒガンバナ科の耐寒性常緑多年草(球根植物)

’060625 別名「アフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿)」。南アフリカ原産。花期は6~7月 

明治時代に渡来し、長い間「インドハマユウ(印度浜木綿)」という名前で流通。

同定間違いで、別種と判断され、今は「アフリカハマユウ」と変更されました。

’050724 桃色花品種のクリナム・パウエリー

’060624

’070630 葉はハマユウにそっくりですが、花はテッポウユリに似ています。

 

和名は「オオハマユウ(大浜木綿)」ヒガンバナ科の多年草。。モーリシャス、セーシェル諸島原産。

蜘蛛の手足のように長く伸びた花びらから「スパイダーリリー」と呼ばれます。

昨日、UPした「ヒメノカリス」も、別名「スパイダーリリー」と言うので紛らわしい。

ハワイ王朝カメハメハ4世妃「クイーン・エマ」がこよなく愛した百合の花ということで、

紅紫色の花だけ特別に「クイーン・エマ・リリー」と呼ぶそうです。 

細長い紅紫色の蕾から、長い白い花びらを開きます。

白花は単に「スパイダーリリー」と呼ぶそうです。 

ハワイでは庭や公園などでよく見られる植物。

 

※画像はNHK HPから借用させて頂きました。


夏の花:ヒメノカリス

2020年07月23日 | 花さんぽ・花めぐり

友人達との集まり(飲み会付き)は、2月末以来一度も開かれていません。

月1回は集まっていましたが、コロナ禍の影響で延期。

全員が高齢者、基礎疾患あり、喫煙者(喫煙歴あり)のどれかに該当します。

居酒屋はどうしても3蜜になるので躊躇されます。飲めば声も大きくなります。

屋外という選択肢もありますが、集合する日を決めても天候に左右されるし、蚊にも刺されます。

早く余計な心配をせずとも皆と一堂に会することが出来るようになってほしいものです。

 

’060722 ヒガンバナ科ヒメノカリス属の「ヒメノカリス・スペキオサ」(Hymenocallis speciosa

西インド諸島原産の半耐寒性常緑多年草(球根)

英名:スパイダーリリー、和名:ササガニユリ(※笹蟹百合)イスメネ(旧属名)※笹蟹は蜘蛛(クモ)の古名。また、蜘蛛の糸。

花茎は扁平で長いがやや弱く、茎頂の散形花序に白花を数花をつける。開花期は6~8月中旬。花径:約20cm。

花には強い芳香があります。葉の長さは50~90cm。

花の中心部分が薄膜状に見えることから、ギリシャ語の「ヒメン(膜)」と「カロス(美しい)」が由来。

葉に斑の入る「スペキオサ ’ヴァリエガタ’」という品種もあります。

花色が淡い黄色で花径8cmほど、スイセンのような大きな副花冠が特徴の「’サルファー・クイーン’」などの種間交雑の園芸品種も栽培されています。


夏の花:ユーコミス

2020年07月22日 | 花さんぽ・花めぐり

真っ平らなところでつまづくことってありませんか?私はたまにあります。

加齢による筋肉の衰え? 頻繁につまずく場合は要注意とのこと。

原因は4つ。

➀ふくらはぎと②太ももの筋力低下、③背筋の減少、そして、④蹴る力が弱まること。

改善法

①大股歩きでふくらはぎを刺激、 ②坂道や階段で太ももを鍛える。

③腕を後ろに深く引いて肩甲骨を動かす。 ④速く歩けば蹴る力が強くなるの4つ。

今のとろろ頻繁ではないので大丈夫だと思いますが、筋肉をつけるように意識して生活します。

 

「ユーコミス」ユリ科の球根植物で南アフリカ原産。

その容姿から英名:パイナップルリリーとも呼ばれる。

 

披針形の葉を多数根生し、中央から直立した花茎を伸ばす。

代表種の’アウツムナリス’は、花径約2cmの白黄色花を総状花序につける。

花茎は高さ60cmで、先端には苞葉を束状につける。

開花期は7~8月。

花は6弁花で、ひとつひとつの花は星のようにみえる。

花は下から徐々に開花し、咲き上がります。

’200710 頂部の苞葉がとてもユニーク。また、日持ちがするので切り花としても人気です。

’コモサ’という品種の花色は白、ピンク、ごく淡い黄色などがあります。