みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 脇町で、回転寿司を食う梅やん

2020-09-11 06:15:00 | 日記
昨日は夜、梅やんを連れて井川町の自宅へやって来ました。デイサービスを終えてから迎えに行き、モリモトで2000円のガソリンを車に補給していると、店のおかみさんが、「よう見てあげよるわ。梅やんは幸せじょ!」と言ってくれました。ここの店は梅やんが一人暮らしの時、行商の車で移動販売に家まで来てくれておりました。お世話になった店です。


車がそのまま神山方向へ走り出すと、梅やんは「何処へ行くんぞ、モリは何の用事があるんぞ?」ときいてきました。


雲早トンネルを越えます。


もう一つあの倉羅峠を越えます。


倉羅峠から来し方を見ると高城山は雲で覆われています。


やっと旧美郷村へ出ました。ここから吉野川まで下ります。この間に木沢から対向した車は軽自動車2台と普通車2台のみでした。
幾山河 越え去りゆかば 寂しさの 果てなむくにぞ 今日も旅ゆく。
梅やんは「今夜は何処へ泊まるんやら、服も持たず、銭も無し、辛い」と後部座席で呟きながら乗っております。


脇町の回る寿司で、梅やんはお腹を空かせていたらしく美味そうに寿司を食べました。


新型コロナ対策で注文して運んでくるお皿ばかりです。15枚で2000円でした。


夜になるとつるぎ町の道の駅も人影はありません。ここでトイレ休憩して井川町へ向かいます。
三好市の私宅に着く頃は午後8時を回ってしまいました。
なかなか玄関から入ろうとせず、「今夜らここで泊まらしてもらわなしょうないんか」と。
風呂に入り、午後10時に定期薬と安定剤頓服を飲んで就寝しました。
梅やんにとってはわけのわからん移動の旅でした。
今日は梅やんは池田のデイサービスへ行きます。それでは今日はこの辺で。