みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 家人の歯ブラシ

2020-09-13 07:13:00 | 日記
昨日の朝の事、梅やんは嫁の赤いまだ新しい歯ブラシを無断で使用してしまいました。


梅やんが歯をよく磨くので、夜は家人が梅やんの物は後ろに隠して置くのです。それを出すのが遅れたのか、上に置いてある嫁のきれいな歯ブラシを背伸びして取って無断で使用したらしいのです。歯ブラシはその後直ぐに廃棄処分になりました。
家人は、「今日はデイサービスが済んだら直ぐに山に連れ帰っておくれ」と言いました。このように梅やんとは共同生活が出来ないのです。



それで私は夕方の4時前に池田のデイサービスへ迎えに行き、梅やんを連れて阿波池田の町を後にしました。かつて池田高校が甲子園で優勝した時、若き日の私は東京に居りました。その池田の町に梅やんを連れてくることになるとは誰も予想し得なかった事です。私が苦学してアルバイトに行き詰まっていた時に、現金封筒で何度かお金を送ってくれた時の有り難さを忘れてはなりません。恩は生きているうちに返さなくてはなりません。

実家へ帰る途中、穴吹の国道沿いの蕎麦屋で夕食を食べました。

梅やんは天ぷらそば、私は肉入りそばに小ライスを確かに食べました。




窓の外には吉野川、この辺りにも堆砂があります。


山川から国道193号に入ると、美郷の山でシカが6頭も道におりました。6月に産まれた若いシカを連れた群れでした。
午後7時半ごろに木沢の実家に着きました。梅やんはさっそくチイ叔母に電話をかけております。「どこへいとったのやら知らんけんど、今戻ったわ。今朝行ったんだったんかい?夕飯もまだ食べとらん」と話して居ります。
夜の梅やんは実家に帰ってきて元気になり、生き生きとして居りましたが、安定剤が効いてきて11時ごろにやっと寝てくれました。深夜に雷が鳴り、大雨が降っておりましたが、今朝は止んだようです。
今日は日曜日です。梅やんも休養します。それでは今日はこの辺で。