4+2+2+2 Wheels Life

車輪にまみれた自転車好きのブログ
でしたが…ただいまランニングに浮気中?

SDA王滝・シングルスピード部門に参戦!

2014-09-15 23:02:00 | 自転車
いよいよきました『セルフディスカバリー王滝』

実は初出場なんです!
初めての王滝でいきなりSS部門。それもモンスタークロスで出場という暴挙。
果たして無事に生還できるのでしょうか??

バイクはもちろんVASSAGO・FISTICUFF

ギア比は32×22tです。
王滝に向けて微妙にセッティングも変更。
・サドル位置をより前に:登りが続く王滝、前乗りでパワーをかけやすいように
・ハンドル位置は高めに:下りも続く王滝、無理無い体勢で負担をかけないように
普通のMTBに対して『登りでは有利・下りでは不利』が想定されます。



私は大会前日の日曜日・昼過ぎに会場入り。

会場に到着するとさっそく『TEAM VASSAGO』の皆様と記念撮影。

実はボス以外の皆様と実際にお会いするのは初めて。あらためてよろしくお願いします!


受付を済ませて会場中央のバイクラックにSSバイクをかためていると、覗き込む方、写真を撮る方多数。

まだまだシングルスピードはマイナーな乗り物なのでしょうね。
多少はVASSAGOの宣伝になったかな?(逆効果だったらゴメンナサイ)

今大会の『SS100㎞』部門、エントリーは24名。前回が50名弱(出走は35名ほどだったそう)から比べると少なくなってしまいました。 シングルスピード普及のためには新たなライダーをエントリーさせねばなりませぬ。

前回5月の大会では、SSで走って自己記録を更新した方が多数いらっしゃったみたいです。
このあたりをうまくアピールして、中段くらいのライダーが、『速さ・自己記録のためにSSを選ぶ』ような方向になるといいですね。SS乗りはドMの変態の集まりではないんだ~! 


そしてレース当日。
予定通り4時半起床。朝食をとり準備開始。

王滝といえば補給関係。
今回使用したのが『APIDURA』のフレームバック。

『フレームバックMサイズ』と『トップチューブバックLサイズ』です。

使用した補給食がこちら

メインは『MEDALIST』のジェル。1袋100kCalとちょっと低めですが、ゼリー状の半固形物と液体でできているため、するっと摂取できます。カーボショッツのような煮詰めたシロップ状でなく、甘さが口に残りにくいのでGOODでした。これを10本。5本をトップチューブバックに、残りをフレームバックに入れます。 開封しやすいようにビニールテープをつけておくのはかつてJシリーズで学んだひと工夫。

固形物として『CLIF BAR』を1本。この手の高カロリー食としては美味いです。少しずつちぎって食べます。これもトップチューブバックへ。

口直しに『塩飴』。とりあえず口の中にいれておいて塩分補給。

ハイドレーションは1ℓ。『トッププロ』を1袋。甘ったるくなく、指定用量どうりでOKな味でした。CPでの補給時のために1袋をフレームバックに入れておきます。

フレームバックにはほかに工具類も収納。
チューブ×2本、Co2ボンベ3本+金口、ガムテープ、タイヤレバー、インフレーター、携帯工具、チェーンコマ+ピン、補給食の一部 
これだけのものがしっかりと収納できます。


話は戻って…
スタート地点には早くも場所取りのバイクがズラッと並ぶ。でもSS部門はギアードが全員出ていってからのスタートなので、特に急ぐ必要もなし。

5時45分に車検を受けて、ギアードの長い列とは別で待機します。ん~なんだこの疎外感は…


6時にいよいよレーススタート。800台を超えるバイクとライダーが怒涛のごとくコースに流れ出ていきます。かくいう我々SS組はみんなで余裕かまして『わ~』とか手を振っている。しかしその眼は『お前ら後で抜いたんで~!』というギラギラを感じずにはいられない。性格わる~(笑)

そして3~4分遅れでようやくスタート。

レース前に『パレード区間でどんどん前に出ていくことが大切』と聞いていた通り、軽いギアを猛烈に回しながら縫うように前へ前へと出ていくVASSAGO の面々。まるでロードレースの位置取りのごとし。私も負けじと下ハンもって後を追います。ドロハンはすり抜け楽やわ~(笑)。

林道に入って本格的なのぼりがスタート。
腕のポラールはゾーン5! まだあと90㎞もあるのにこんなに追い込んじゃっていいのかな~と思いつつも、周りのライダーの息遣いが自分より荒いので、まぁ大丈夫かとガシガシ。
中盤でリンスキーに乗ったSSライダーと一緒になる。明らかにコグが小さい!
『ギア比なんぼですか??』『1.5くらいですよ』 !!!
そんな重いギアをガシガシ踏みつけてあっという間に前に消えていかれました…
(SS部門2位だった方のようです)

最初のピークを過ぎるといったん下り。
斜度の緩い部分では『コギ』の入ったギアードに抜かれていく…
あぁこれが噂のSSの宿命なのね。わかっていてもちょっと悔しい。

ここは比較的路面もスムースで、序盤だったこともあり気持ちよく下れました。
MTBを抜いた時は、気分だけはトマックです(笑)

それでも、うわさに聞いていた王滝の凶悪に鋭利な石は早くも一部のライダーにパンクの洗礼を浴びせているよう。
私も途中ジャンプで石を避けた際にリアを上げきれずにヒットさせてしまい。ゾクッとしましたがセーフ。

下りきるとすぐさま二つ目の登りへ。距離はようやく25㎞。まだ1/4ですか…
時計を見ながらなるべく30分おきにジェルを補給していきます。

このあたりからさすがに『ごぼう抜き』はできなくなってきました。
それでも一人、また一人とじわじわ差を詰めてかわしていきます。
かわした直後に後ろから聞こえる『うぉシングル』『すげぇな~』というボソッとした声が何よりも効く補給(笑) SSの醍醐味であって、性格の悪さ…

二つ目の下りは結構なガレガレ。
パンク・転倒は何としても避けるべくラインを選びながら慎重に。
掌に伝わってくる振動が徐々にしんどくなってくる…

CP1へ向けての登りでは、途中で42㎞部門とも合流。周りにライダーが増えてやる気もUP。 チェックポイントは止まらずにスルー。
CPからのくだりは比較的スムースでしたが、浮いている石も多く、ノブの低いフロントタイヤは気を抜くとすぐに持って行かれます。
そしてガードレールのないコーナーの外側は『落ちたら死ぬ!』状態。王滝初めての私には刺激的でした。

40㎞手前の下り。突如後ろから私を呼ぶ声!
はっとして振り向くと、VASSAGOのチームメイト・エビコさんがギアードライダーを5~6人引き連れて猛烈なスピードでかっ飛んでいきました。
その後の登りではSSに引きちぎられたギアードライダーが一人、また一人と前から落ちてくる。
それに乗じて私も前へ。何とかエビコさんの直後につけたところで登り終了。また一瞬ではるか見えなくなっていきました。そして先ほど抜いたギアードライダー軍団にもあっさりとパスされていく……

そして大会唯一の平坦区間数キロ。アウターで踏んでいくライダーに抜かれまくり。
でもここは仕方なし。足回してちょっとでも早く脱出しなくては。
でもこのあたりから徐々に腰が痛くなってきた。

CP2前の人呼んで『無限坂』 確かに一番しんどかった。
腰が固まってしまい、ペダルをただ回すだけ。全然前に進まない。
途中でキャノンデールのSSライダーに抜かれる(この方は4位だったみたい)。
SSライダーには意地でもついていきたかったけれどもあっという間に離されていく。
しかも先ほどの下りでPOLARの『BACK』ボタンが押されてしまったらしく、気付いたら計測中断してるし!
あわててリスタートさせるも、スタートからの経過時間が不明に…
なんでこんなにしんどいん?とわけわからん自問自答を繰り返しながら、やっとの思いでCP2到着。


ここでいったん自転車を降りて、腰を伸ばしてストレッチ。急ぎたい気持ちはあるけれどもあせってもどうしようもない。
たまったジェルのごみを捨てて、ちょうど空になったハイドレーションを補給。
一呼吸おいてから重い腰でサドルをまたいで、再スタート。

どうせ走り始めてもまた脚回らないんだろう…と思っていたら、なぜか体が軽い。
きちんとサドル前方に腰を置いてグリグリ踏んでいける。 ストレッチ効果あり!
平坦区間や無限坂で抜かれたライダーを再び抜き返して、モチベーションもアップ。
細かいアップダウンの繰り返しでは、登りで抜いたライダーに下りで抜き返されるを繰り返し。 バトルしてる!って感じで楽しかった。

しかしそれもつかの間、CP3前の長い下り坂はきついものでした。
握力の落ちてきた手で、とにかく落車だけはしまいとブレーキを握って、とにかくスロースローで。
このころから、『きっと私だけ一人違うレースを走っているのだ。だから下りで抜かれても気にしたらあかんのや』と意味不明な理由づけが脳内をグルグル。補給失敗して糖分が脳みそまで行き届いてなかったのかも(汗)


CP3を超えると登りもいよいよ残すは2か所。
さっきの下りで抜かれたライダーもこの登りで抜き返す。
登りで見覚えのあるジャージにじわじわ近づいていくのはやる気みなぎる。
(が、その後の下りでまた抜き返されるわけですが…)

最後の登り。
これが終われば後はゴールまで10㎞近くを下るのみ。
気持ちの余裕と同時に、また下りを10㎞も続けるのか!という恐怖が同時占拠。
そしてこの最後の下りこそが『マイ無限坂』。いつ終わるともわからない下り地獄。
はやり私はトマックにはなれないのでした。
20人くらいは抜かれたのかな?? 最後は残った足で必死に回してゴールへ。

結果シングルスピード部門6位でした。タイムは6時間2分50秒。微妙に6時間きれなかったところがある意味自分らしい…

ゴールで待っていてくれたよっちさん(見事優勝!おめでとうございます!!)、エビコさん、シンゴさんありがとうございます。
もうヘロヘロでした。


優勝のよっちさん、5位のエビコさんを差し置いて真ん中で堂々と写真に写るワタクシ。図々しいの極み。


さて、POLARの心拍データを落としてみますと…

前半GPSを拾えず、高度のデータがありません。
心拍は一箇所バグってますがほぼ正確にデータ取れました。

最初の登りで一気に心拍が上がってゾーン5突入。その後は登りでも徐々に心拍が落ちていってます。つまり脚がついてこなかったってことでしょう。 まだまだ修行が足りません。


パンクやメカトラも全くなく、脚のないライダーを最後まで前に進めてくれたバイクに感謝! 




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