実家の物置の中に置いてあるカレラのフレーム。 CARRERA HERCURES T9RC。
ヘッドチューブにクラックが入っているのでもう乗れませんが、もったいなくて捨てれません。今では少ないハンドペイントのグラデーションは芸術。
CT:590mm・CC:565mmという一昔前のジオメトリ。日本人には危うくピラーが『URA-ACE』という拷問です。
今後まず販売されることはないであろう、シートステー&チェーンステーのダブルカーボンバック。
軽量・高剛性を突き詰めたDedacciai・U2のメインフレーム。長方形断面のダウンチューブは「押すと凹む」ほどに薄い。
1inchのTime・VECTRANカーボンフォーク。ステカンはクロモリのためそこまで軽くないですが、コーナリングの安定感は抜群。
この時代のフォークと言えばTimeかMizunoどちらかでしたね。
あるトップアスリートの方とお話しする機会に言われたこと。
競技では当然勝つために最新・最高のギアを使用する。
一方でレース機材からは引退したギアも大切に保管している。
それもただ思い出として保存しているのではなく、時々使ってあげる「動態保存」 なのだそうです。
トレーニングでも時々あえてレース機材でないものを使うことで、気分転換や、モチベーションアップのために役に立つのだそう。
一度魂を込めて戦ったギアはそう簡単に捨てれるものではない…
「断捨離」なんて言葉が流行ってますが、ありがとうと言って捨てられるようでは、まだまだ魂が入っていないのでしょうね。
そんな話とはレベルが違いすぎますが、何万キロか走った思い出は、簡単に「ありがとう」では終えられない…