白井健康元気村

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PCR検査とワクチン接種 【気まま連載】帰ってきたミーハー婆⑭

2021-08-26 06:25:09 | 【気まま連載】帰ってきたミーハー婆

【気まま連載】帰ってきたミーハー婆⑭

PCR検査とワクチン接種

岩崎邦子 

 


 小布を使っての手仕事をしながらテレビを見ているが、どの局もコロナ感染に関しての報道をし、「感染拡大が止まない」という。首都圏はもちろん、ほとんどの県の感染者数が大幅増加、数字で示されている。       
 出歩いているのは若者と、自粛疲れなのか、40~64歳の中高年層が5割とか。家庭内感染で、10代の感染者も増えている。
 PCR検査で陽性反応が出て、重篤な症状が出ても、「病床が足りない」「医療体制が出来ていない」などの理由で、自宅待機。医療機関には容易に収容されなく、処置を施されることもなく、家庭内でやり過ごす。その結果、悲劇の数々がクローズアップされる。
 ワクチンの未接種で重症化、最悪の事態となって、亡くなってしまうニュースにも心が痛む。若々しく格好良くて、元気そうな俳優の千葉真一さんの訃報も。82歳だったことに、まず驚かされたが、彼もワクチンは未接種だったとか。
 ワクチン接種を2回終えても感染してしまう例も報じられている。でも、医療関係者や識者、政府関係者は感染を少しでも阻止する手立てとして「ワクチン接種を!」強く奨励するしかないみたいだ。
 ワクチンの接種をするかどうかは、本人に任されていて強制できるものではない。ワクチン接種を終えた高齢者は、感染しても症状が比較的軽く済むとか。だから、高齢者には優先的にワクチン接種券が配布された。
 さて、若者はどうだろうか。たとえ感染しても軽く済むと思っているのか、街中で缶ビールの回し飲みをする輩もいるし、繁華街での人の流れも減らない。が、彼らのように、認識不足で身勝手な若者ばかりではないだろう。
 比較的大手企業では職域でのワクチン接種をするところもある。大学によっては、学生に接種を受ける方向で進めている。東京都も若者向けのワクチン接種について、考え初めているようだ。
 我が家の孫娘(娘の娘)は、来年の大学院への入学まではアルバイトをしながら、友人とルームシェアして東京で暮らしている。二人ともマスクの着用、手洗いと消毒には神経を使い、自炊をして頑張っているという。
 でも、SNSの情報などで、感染拡大のニュースも十分に理解はしているとは思うけど、テレビ画面で見るような、横柄な若者や感染して重症化しても医療を受けられ現実を知っているのかどうか。都心には無謀な人たちもいるので、私は孫娘に言った。
「若い子はテレがビを見ないからぁ」
「うん、テレビはあまり見ないかな」
 孫娘はアメリカにいる母親(私の娘)に、私が心配する言葉のニュアンスで「あーちゃん(私のこと)に、怒られた」と、告げたようだ。
 白井市に住民票がある孫娘はワクチン接種券の発給を待つ身だったが、なんとバイト先の職域利用で、早々と8月初めに1回目のワクチン接種を受けた。ファイザー社ではなく、モデルナ社のもので、熱が出るなど、「副反応」が辛かったようだ。

 効能としては、どちらの会社も同じだという。2回目の接種券は、白井市からの発給を必要とするらしく、その手続きも済ませた。
 ところで、PCR検査での陽性を、コロナ感染者数として発表するのはおかしい、という説があるPCR検査とはウィルスの単片を見つけるものなので、生きたままか、死んでいるのか、また生きたまま細胞に達して人に移すまでのものか、を調べるらしい。
 だから、「陽性と出ても、熱もなく、症状が出ない人にまで感染者の数とすることで、膨大な人数に膨れ上がっているのでは?」と、疑う人がいてもおかしくはない。
 また、「PCR検査を受けることもなく、無症状のままで、本人も周りの人も気付かずに、コロナ感染をしているケースも、結構多いのでは」とも言われている。
「感染を恐れない暮らし方」として、米国でウィルスやワクチンの研究をしてきた本間真二郎医師だが、今は那須で医師と農業をしながら、「自然治癒力」をつけることを奨励しているそうだ。
 薬やワクチンなど、何かを求めるのではなく、生活の中で自身の免疫力を高めること、感染を遠ざけ、万一感染しても追い出す力を備えることが大切だという。

 医の前に食あり、食の前に農がある、農の前に微生物がある、と。本間医師には、たくさんの著書もあり、自然治癒力を高める生活を実践されている。
 長く続く自粛生活の中で、日々の食事に気を配り、フレイル予防に書かれている注意点に留意しながら、「開けない夜はないのだ」と……。ま、くよくよせず、明るく過ごすことにしよう。

 

【岩崎邦子さんのプロフィール】 

昭和15(1940)年6月29日、岐阜県大垣市生まれ。県立大垣南高校卒業後、名古屋市でОL生活。2年後、叔父の会社に就職するため上京する。23歳のときに今のご主人と結婚し、1男1女をもうけた。有吉佐和子、田辺聖子、佐藤愛子など女流作家のファン。現在、白井市南山で夫と2人暮らし。白井健康元気村では、パークゴルフの企画・運営を担当。令和元(2018)年春から本ブログにエッセイ「岩崎邦子の『日々悠々』」を毎週水曜日に連載。大好評のうち100回目で終了した。


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