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バイデンの再選は絶望的 【連載】アンディ・チャンのAC通信

2021-12-11 16:56:55 | アンディ・チャンのAC通信
【連載】アンディ・チャンのAC通信
バイデンの再選は絶望的
No.873 (2021/12/09)
 
 

 アメリカではかなり頻繁に世論調査が行われている。しかしアメリカの大部分のメディアは左翼なのでバイデンの失態やBLMとAntifaの犯罪、掠奪などのニュースは書かない。5日前にBoston Herald紙が発表した世論調査は例外中の例外である。特にボストンのようなリベラルの巣窟のような地方新聞紙が発表したのだからかなり信用できる。
 ボストン・ヘラルド紙の記事はI&I/TIPPの世論調査の結果である。この調査はアメリカでも最も信頼できると言われるInvesters Buisiness Daily(IBD)社の行ったIBD/TIPP世論調査の一つであった。世論調査の質問は「2024年の総選挙で貴方は〇〇に投票しまか?」という質問だった。
 結果はジョー・バイデンに投票すると答えたのは22%だけだった。カマラ・ハリスに投票すると答えたのは12%に過ぎなかった。これほどひどい民意調査の結果では2024年の選挙でバイデンが立候補しても到底トランプ、或いはトランプ以外の共和党候補に勝てるはずがない。
 I&I/TIPPの調査結果ではバイデンとハリスに挑戦する民主党政治家は居なかったそうである。つまり、バイデンかハリス以外に民主党候補者がいない上に、バイデンかハリスが立候補しても共和党の候補者に勝つ見込みはほとんどないと言える。
 マサチューセッツ大学のErin Obrien教授はこの調査結果に対し、バイデンの人気が低いのはさまざまな素因、例えばインフレ、失業率やアフガン撤退などが大きく影響している、しかもトランプには相変わらず支持者が多いと述べた。
 この世論調査では63%の回答者が「アメリカは間違った路線(Off the track)」の方向に進んでいると答え、僅か27%が良い方向に向かっていると答えた。そして61%の回答者がアメリカの経済は悪い方向に向かっていると答えた。
 I&I/TIPP以外の世論調査のバイデン支持度はWall Street Journalで41%、Rasmussenで42%となっている。ボストン・ヘラルドの記事はFox Newsが取り上げたが、その他のメディアは報道していない。




 
【アンディ・チャン(Andy Chang)さんのプロフィール】 1934年生まれ。第2次大戦後に台湾からアメリカに留学し帰化した。現在、カリフォルニア在住。アメリカと台湾の時事ニュース中心に独自の視点で分析してネット配信している。AC通信は週刊のメルマガで、使用言語は日本語。

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