「選票運び屋」の逮捕と起訴
5月末に共和党のDinesh D'Souza氏とTrue the Vote(選挙の真実を守る会)のメンバーが共同作成した「2000Mules](2千人の選票運び屋)と言う映画が公開され、8万人がこの映画を見て大きな反響があった。左翼メディアは映画の公開と公開後の民間の反応などを報道せず、D'Souze批判をFacebookで流している。左翼寄りのYoutubeやNetflixなどが「2000Mules」を放映しないので彼らは全国各都市で映画館や公共施設を借りて放映している。興味のある人はディスクを購買することもできる。
True the Vote(選挙の真実を守る会)は2009年にテキサス州ヒューストンで結成された、政党に属しない中立の民間組織で、主催者はCatherin EngelbrechtとGregg Philllipsの両氏である。
「2000Mules」の調査資料は主にTrue the Voteのメンバーが全国各地の選挙用投票箱の付近に設置された監視カメラの映像を取得して詳しく調べ、同じ運び屋が同一または別の場所に設置された投票箱に来て何枚も何枚もある選挙票を投票箱に入れたり、運び屋が投票した証拠をスマホで自撮りしている映像をまとめて作成したものである。運び屋(Mule)の人物も映像を調べて確認しているので検挙されれば否認するのは難しい。
民主党と左翼メディアはこれまでインチキ選挙は事実でないと主張していたが、この映画で見れば選票運び屋が偽造選票を投票箱に入れたインチキ選挙の証拠はハッキリしている。多くの州では司法や警察が何もしていないが、映画が公開された1週間後にアリゾナ州で選票運び屋の逮捕と起訴があった。
映画が公開された1週間後の6月2日にアリゾナ州ユマ郡で「選票運び屋」とされる4人が起訴された。この他にアリゾナ州の保安官は違法選挙に関連があると見なした団体のオフイスや家宅捜査も行った。法廷で起訴されたのはアリゾナ州ユマ郡のSan Luis市のGillermina Fuentes、Alma Yadira JuaresとDavid&Lara Snyderの4人である。彼らはみな法廷で有罪を認めて収監された。
選票偽造と違法投票、選票運び屋の首魁と思われるフエンテス女史は元サンルイス市の市長で、今でも郡の学校教育委員会のメンバーである。起訴状によるとフエンテス女史は、(Class 4):文書偽造と共謀罪、(Class 5):重犯罪と選票違法使用、(Class6):重罪と選票違法行使などで起訴され、フエンテスは(Class6) : 重犯罪と選票違法使用の項目に有罪を承認して収監された。彼女は罪の重い、選票署名偽造と違法投票の2項目を否認したと言われている。
もう一人のAlma Yadira Juarez女史は「2000Mules」の映像に証拠があったので起訴されたあと違法選票を投票した罪を認めて収監された。同じくシュナイダーも映画の映像が証拠で違法投票の罪を認めた。
以上は6月2日の American Freedom Fighters 誌の報道だったが、6月4日のAmerican Liberty Report誌の新情報によると、フエンテス女史は当初は無罪を主張するつもりだったと言う。しかし「2000Mules」で彼女が違法投票の一人であると指摘され、もう最初に逮捕されたJuares女史は選票偽造、違法投票などで有罪を認め、フエンテスが主催していたことを認めた。
報道によるとJuares女史は、違法票をFacebookのザッカーバーグ氏及び民主党の非営利団体が提供した投票箱に投函したことで検察の有罪主張を承認した。Juares女史は選票運びの罪を認め、偽造票はフエンテス女史が提供したと自供した。フエンテス女史は選票偽造と提供を認めたが偽造票に署名したことは否認した。
報道によると以上の四人が法廷で起訴された他にも新しい行動があった。ユマ郡のアリゾナ州保安官はサンルイス市のComite de Bien Ester(福利協会)と呼ぶ非営利組織を調査し、同協会のTony Reyes主任のオフィスなどから複数の電子機器や書類その他を押収した。また州保安官は福利協会の他に法廷の捜査許可を得た後で同協会と関係のあるGloria Torresの家宅捜査も行った。
True the Vote(選挙の真実を守る会)は違法選挙の摘発はアリゾナ州だけでなく、これから幾多の重大発展があるだろうと発表した。インチキ選挙、選票運びは幾多の州で行われたのであり、証拠もある。アリゾナ州ユマ郡の違法選挙訴訟は2020年11月の大統領選挙に民主党側の大規模な違法があったことに対する最初の司法摘発にすぎない。アリゾナのほか、ミシガン、ウイスコンシン、ペンシルバニアなどの州でインチキ選挙の司法摘発があると思う。