アベノミクス崩壊か？

　経済の世界は、一寸先は闇…。

　どんなに政治家が経済を立て直そうと施策を打っても、それが国民の側を向いていなければいずれは崩壊するということが判明しつつあるのです。

　それは言わずと知れたアベノミクス…。

　デフレで何とか安いものを食べて飢えを凌いでいた多くの国民に増税を科し、「デフレ脱却」と称して大企業の法人税や資産家の税を下げ、日本銀行とグルになってシャブ漬けのようにお金を巷に溢れさせても、そのカネは安倍さんの思惑通りには市民に達せず、大企業の懐に納まったまま出てこない状態が続き、さらにアメリカや中国経済の先行き不透明で、安定感のある円が買われて円はどんどん高くなり、今や１１４円台。

　株価に至っては３年ぶりに１万５千円台に下落してしまいました。

　先日、日銀がマイナス金利政策を打ち出して一瞬持ち直したかに見えましたが、やっぱり小手先の施策では上手くいく訳はなく、黒田アホ総裁の強硬策は失敗の様相を呈しています。

　安倍さんが「経済を良くして参院選で勝利し、改憲をめざす」なんて旗を振っても、だ～れもついて行かないでしょう。

　今日国会では献金問題の集中審議が行われていましたが、自民党の女性議員が最初に質問に立って「民主党議員の問題」ばかりを取り上げてギャアギャア言っていました（アホらしくて見る気になれずＴＶを消しました）。

　民主党のおバカ議員より、あんたんとこの甘利前大臣の問題を同じ自民党議員として正すべきじゃないのかい！

　こんな安倍政権が先日の世論調査で支持率を上げていたのにはビックリポンです。

　権力者が権力者なら、国民もアホじゃないかと目を疑ってしまいました。

　このまま株安、円高が続けば、アベノミクスは遠からず崩壊してしまうでしょう。

　そして、国民はさらに飢え、大企業は肥え太るという最低の状態が続いて行くんじゃないでしょうか。