石破首相も脇が甘いな

石破首相が、昨年の衆院選で初めて当選した1期生15人を公邸に招いて会食した際に、土産名目で彼らに1人10万円分の商品券を配っていたことが判明しました。

首相は、事実関係を認めて政治資金規正法などの法律には抵触しないと話したそうです。

1期生15人は、後日全員が返却したということで、1期生でもヤバいと考えて返却するような土産を渡すとは、首相も脇がメチャンコ甘いというもんです。

「大勢の皆様にいろいろとご心配をおかけしていることについては大変申し訳ない」と陳謝したそうですが、謝らなきゃいけないようなことをなんで一国の総理たる人がやったのかな。

政治とカネ問題で大騒ぎしてるのに、商品券ならいいとでも思ったんでしょうかね。

商品券なんて金と同じ（？）で、それを送れば問題はないというのがじいちゃんから見ればオカシナ話です。

首相は「会食の土産代わり？に家族へのねぎらいなどの観点からだ」と語り、これまでにも配ったことがあって初めてではないことも明らかにしました。

要するに、現ナマじゃないから大丈夫という誤った考えでやってたのでしょう。

政治資金規正法では「政治家の政治活動に関して個人が寄付してはならない」という規定があるそうですが、いい訳としては「家族へのねぎらい」という虚言で逃げられると思ったのか。

そして、よく法律の趣旨が理解できていないのが「私費で用意した」というもので、私費ということは個人が出したものだということです。

まあ、今になってこの問題が出現したのは、先日自民党議員から「石破さんでは参院選が戦えない」という発言もあって、どっかの誰かが首相をさらに窮地に陥らせるためにリークしたんじゃないかという権力闘争の一つだったんでしょうね。

立憲など野党の議員は色めきだって「辞任せざるを得ないだろう。国会で追及する」と話しています。

またぞろ、金の問題で国会が荒れるのかと思うとホントに情けない国会議員たちの痴話喧嘩です。

いい加減にして欲しいですね。

こういう問題は、予算委員会の貴重な時間を取らずに、特別委員会を設置して、国政とは切り離して徹底的に追及して欲しいというのがじいちゃんの考えです。

大体、自民党の体質は金権政治…。

カネを持ってる奴が強いというのが、我が国のこれまでの政治状況です。

何度も何度も問題が噴出しても治らないのは、政治家たちが「それは必要悪」なんてズゥ～と考えているからでしょう。

どんなに法律で縛っても収まらない、この体質は嘆かわしいの一言です。

そんな奴らをいつまでも議員として崇めたててる国民も質の悪さでは、世界にカンたるもんだと思いますわな。

※内容の一部に新聞記事を引用しました。