分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

ようやく?日本の発達障害事情

2016年12月08日 | 発達障害
前回、モデルの栗原類くんのTV出演のことを少し書きましたが、先週金曜(2016/12/2)の金スマで、発達障害についての特集が組まれ、類君が出演していました

(見られた方はいますか?)

類君が今年発売した本、発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由

友達が教えてくれて、気になってはいたけれどまだわたしは読んでいませんでした

その反響もあってのTV出演だったのかもしれませんが、改めて本を買って読まなくては~と金スマを見ながら思いました

(うちにTVはないから実家の母にお願いして録画を頼んだもの

類君のこれまでの発達障害の苦労・苦悩を番組の中で語ってくれていました

症状の重さや細かな出来事は全く違えど、グレーゾーン傾向のわたしにも、脳器質の不具合ゆえのその苦悩は痛いほどわかります

定型発達の人には決して分からないかもしれない…

わたしは症状が軽い分、努力や工夫でどうにかなってしまうことも多いです

けれど、その苦悩や困難は痛いほどに分かるので、見ていて聞いていて、つい泣けてきてしまいました

発達障害は、ふつうの人が普通にできること、なにも考えないでふつうの人なら出来てしまうような一連の流れをするのにも、処理能力が追い付かなかったり、技術的能力が足りなかったりして困難を覚えます

わたしは症状の軽い分、どうにか皆んなから外れたことをしないようにと、毎日毎日、子供の頃から学校生活は工夫の連続でした

(正直本当に苦しかったです(笑)

よく発達障害の人が、自分が発達障害と聞いて安心した、うれしかったというようなことを言うのは、努力しても努力しても出来ないのは、脳が原因だったと分かって安心したというところにあると思います

出来ない自分が嫌で嫌で、次はなんとか失敗しなでやろう!!と、本人は本当に苦しいからなんとか努力しようとします

それでも出来ない…

けれど、出来ないのは自分の努力不足でなかったということが分かるので安心するのです

①症状の重い脳機能障害=努力しても努力しても出来ない=症状に合わせた適格なフォローやアドバイスによって練習することで出来るようになる

②症状の軽いグレーゾーン=努力に努力を重ねて、工夫と練習で出来るようになる

③定型発達=とくに何の困難も感じずにふつうに出来る

①も②も、出来ないことに対する不安や困難さは同じように持ち合わせています

②の人たちは、本人の苦悩はほとんど周りの人に理解されません

①の人たちですら、気付かれにくいと言われているのですから、症状が軽く、目立った行動が出にくい②の人たちの困難さや苦悩が誰かに伝わるということはまずないと思っていいと思います

実は社会には①も②も意外に大勢潜んでいます

発達障害という脳器質的な生きづらさを抱えたひとたちがいるという理解が日本でもようやく少しづつ認知されはじめ、有名人やモデルさんの公表をきっかけにTVなどで取り上げられるようになってきたということはようやく前進の兆しが見え始めたということだと思います

日本は、発達障害に関する知識、認知が医師たちの間においてもとても遅れていると言われています

一般人なら尚更です

類君はじめ、類君と仲良しの同じく発達障害の鳥居みゆきさん

発達障害の知識がなさすぎて、彼らの振る舞いや言動は"芸風"だ、売れるための"キャラ作り"などと当たり前のように言われていました

グレーゾーンの認知が拡がるのはもう少し先になるかもしれませんが、その認知の広まりと共に、食事療法や認知行動療法などの具体的な対応策に対する認知も同時に広まっていく必要があります

気付いた人から、そしてその周りから

少しずつ少しずつでも…、広がっていくことを願っています

気になる方は、先週の金スマ、チェックしてみて下さい

栗原類君の本、発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由も是非

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