うつやパニック症、メンタル不調を抱えやすいという傾向のある人が、
神経伝達物質のアンバランスを補うために栄養療法(オーソモレキュラー療法)の考えに基づいてサプリメントを摂取すると、
”精神状態が落ち着いて良くなった”
という経験をする人は多いと思います
心をつくっているのは脳内の神経伝達物質であり、
その神経伝達物質は様々なたんぱく質(アミノ酸)、各種ビタミン・ミネラルをもとに生成されているので、
それら栄養素をサプリメントで補うことで神経伝達物質のアンバランスさが緩和され、症状が良くなる
しかし
もともと遺伝的に脳の働きが悪く、黙っていれば神経伝達物質がアンバランスになってしまう代謝に問題を抱えている人……
つまり、発達障害傾向(代謝異常=発達障害)のある人の場合は
サプリメントの摂取だけでうつやパニック、情緒の不安定さを改善させるのには、正直無理があると感じるわたしです
たとえばビタミンB群はミネラルなどに比べて効果は即効性があります
そのため、多量のビタミンB群をサプリメントで摂り入れるようになったことで、自分は治った、もう大丈夫なんじゃないか…と、、
そう思います
が、しかし、それは一時…
遺伝的に発達障害傾向のある人の場合はとくにそれが一時のことになってしまうことが多いと思うのです
すると、、
サプリが足りていないんじゃないか?
他にも別の栄養素が足りていないんじゃないか?
別の栄養素の過不足をしらべなきゃ?
別の検査をしなきゃ?
と、、その原因(自分のココロ・メンタルが元気になっていかない理由)探しに必死になり、
なにがなんでも、また、何でもかんでも栄養療法に頼ろうとしてしまいがちです
栄養療法に答えがあると、過信してしまうのです
サプリが効かない理由は諸々考えられるでしょうが、
もしかしたらそのサプリは十二分に効いている可能性もあるのです
栄養療法だけに頼っているだけでは、良くなれない人もいる
つづく