体調が良くなってきた。
このところ、ウォーキングにでている。
国道沿いの神社を目指して、歩き始めた。
暖かいので、とても気持ちがいい。
角のお宅の庭先のチューリップの赤が、とても鮮やかだ。
造船所の敷地内の桜のつぼみは、まだまだかたい様子だ。
細い道を小さな軽自動車がスピードを出して、私を追い越していく。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」等とつぶやいてしまった。健康な時は、私もそんな一人だったのだろうか。
神社の境内にたどり着いた。ながーい階段を前にひと息つく。
無理せず、一段一段上がっていく。84段。
旅行に行く前は、事故もなく帰って来られることを祈願した。
帰ってきて、やっとの思いで、無事な報告をすることができた。
帰り際、うぐいすの鳴き声がきこえてきた。とてもさわやかな気分だった。
こうして元気になってきたきたことが、素直にうれしかった。
帰りには、スーパーに寄って、桜もちを買ってきた。
帰宅して、早速、ちょっと濃い目にお茶をいれて、2ついただいた。
桜もちを食べるとき、いつも迷う。「葉っぱは、食べるべきか、どうか」
今回は、食べてみた。ちょっとしょっぱい感覚が口の中に広がった。
こういう繊細な和菓子は、日本人の文化だなとそう思う。
書こうとしていることの本題からそれてしまった。
ぎっくり腰で寝ているとき、もうひとつ思い出していたことがあった。
父が亡くなった時、自分の気持ちを何か形にしたい、形にすることで自分を解放したい、と思いついたのが、「文章教室に通ってみよう」だった。
車で往復2時間はかかるが、必死に求めるような気持ちで通い始めた。
自分の気持ちを表現することの原点をみつめ、整理していくことを学んでいった。
それを実行した。自分を文章でさらけだすのには、勇気がいった。
「どこまで自分をだしたらいいのかと迷います」と
講師のI先生に尋ねた。すると
「段取りよく文章を書く。60点くらいでいい。読み手があって文章は完成する。裸になったら、全て理解してもらえるなんて大間違い。隠すところはしっかり隠す」
とこたえてくださった。
私は、目の覚める思いだった。
そんな言葉をきいて、自分のあせった気持ちのあったことに気がついたのだった。
そんなI先生には、まだまだ教えていただきたかった。先生は、突然に逝ってしまわれた。もう1年になる。寝込んでいたから、お墓参りに行きそびれてしまった。そのことが、少し気がかりだ。
「でも、先生、こうして教えてくださったことを思い出し、原点に返ることの大切さを思っています」
自分で勝手にそうおもって、納得している。
そういえば、教室の皆さんといった公園の桜満開になる時期がくる。
このところ、ウォーキングにでている。
国道沿いの神社を目指して、歩き始めた。
暖かいので、とても気持ちがいい。
角のお宅の庭先のチューリップの赤が、とても鮮やかだ。
造船所の敷地内の桜のつぼみは、まだまだかたい様子だ。
細い道を小さな軽自動車がスピードを出して、私を追い越していく。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」等とつぶやいてしまった。健康な時は、私もそんな一人だったのだろうか。
神社の境内にたどり着いた。ながーい階段を前にひと息つく。
無理せず、一段一段上がっていく。84段。
旅行に行く前は、事故もなく帰って来られることを祈願した。
帰ってきて、やっとの思いで、無事な報告をすることができた。
帰り際、うぐいすの鳴き声がきこえてきた。とてもさわやかな気分だった。
こうして元気になってきたきたことが、素直にうれしかった。
帰りには、スーパーに寄って、桜もちを買ってきた。
帰宅して、早速、ちょっと濃い目にお茶をいれて、2ついただいた。
桜もちを食べるとき、いつも迷う。「葉っぱは、食べるべきか、どうか」
今回は、食べてみた。ちょっとしょっぱい感覚が口の中に広がった。
こういう繊細な和菓子は、日本人の文化だなとそう思う。
書こうとしていることの本題からそれてしまった。
ぎっくり腰で寝ているとき、もうひとつ思い出していたことがあった。
父が亡くなった時、自分の気持ちを何か形にしたい、形にすることで自分を解放したい、と思いついたのが、「文章教室に通ってみよう」だった。
車で往復2時間はかかるが、必死に求めるような気持ちで通い始めた。
自分の気持ちを表現することの原点をみつめ、整理していくことを学んでいった。
それを実行した。自分を文章でさらけだすのには、勇気がいった。
「どこまで自分をだしたらいいのかと迷います」と
講師のI先生に尋ねた。すると
「段取りよく文章を書く。60点くらいでいい。読み手があって文章は完成する。裸になったら、全て理解してもらえるなんて大間違い。隠すところはしっかり隠す」
とこたえてくださった。
私は、目の覚める思いだった。
そんな言葉をきいて、自分のあせった気持ちのあったことに気がついたのだった。
そんなI先生には、まだまだ教えていただきたかった。先生は、突然に逝ってしまわれた。もう1年になる。寝込んでいたから、お墓参りに行きそびれてしまった。そのことが、少し気がかりだ。
「でも、先生、こうして教えてくださったことを思い出し、原点に返ることの大切さを思っています」
自分で勝手にそうおもって、納得している。
そういえば、教室の皆さんといった公園の桜満開になる時期がくる。