なんと、、85年
そんなことを意識することがあった。
夫の腕時計を洗濯してしまった。
いつものように、かごに入った上着を洗濯機に入れ、脱水をしたところで、夫が「あれっ!腕時計!昨日着てた上着」という。私、「え!今脱水中!」
夫「ああ、あれは防水じゃないから、、」
私「どうしょう、Y時計店に持っていってみるね」
夫「もうお終いかな」
この時計は、夫が体調を崩して、1ヶ月近い入院生活を終え、その退院祝いに、両親が買ってくれたのも。
25年たつ。
その間、ほとんどくるうこともなく、正確に時をうってくれていた。
その時計を洗ってしまったのだ。
Y時計店の開店を待って、持って行った。
その店主は、一級の資格を持って、腕一本の職人気質の人物だ。
今、主流の電波時計を、「そこまで正確にする必要があるのかと思う」と小さく首を傾げて、話されていたことを思い出す。
右目に顕微鏡を小さくしたようなグラスをはさみ、丁寧いに分解していく。
店主「うんん、脱水きいたのかもしれませんねぇ。水は入ってないようですよ」(笑)
私「ああ、助かりますか、この時計、もう25年もたつから」
店主「分解掃除をしてみましょう」
私「お願いします」
店主「電池を変えたのも、昭和77年、今は85年、、、電池も変えましょう」
職人としての腕の見せ所といったところか、、、
私は、その無口な店主が腕時計の救世主のように思えてきた。
そして、昭和がここにしっかりとあるような気がした。
そんなことを意識することがあった。
夫の腕時計を洗濯してしまった。
いつものように、かごに入った上着を洗濯機に入れ、脱水をしたところで、夫が「あれっ!腕時計!昨日着てた上着」という。私、「え!今脱水中!」
夫「ああ、あれは防水じゃないから、、」
私「どうしょう、Y時計店に持っていってみるね」
夫「もうお終いかな」
この時計は、夫が体調を崩して、1ヶ月近い入院生活を終え、その退院祝いに、両親が買ってくれたのも。
25年たつ。
その間、ほとんどくるうこともなく、正確に時をうってくれていた。
その時計を洗ってしまったのだ。
Y時計店の開店を待って、持って行った。
その店主は、一級の資格を持って、腕一本の職人気質の人物だ。
今、主流の電波時計を、「そこまで正確にする必要があるのかと思う」と小さく首を傾げて、話されていたことを思い出す。
右目に顕微鏡を小さくしたようなグラスをはさみ、丁寧いに分解していく。
店主「うんん、脱水きいたのかもしれませんねぇ。水は入ってないようですよ」(笑)
私「ああ、助かりますか、この時計、もう25年もたつから」
店主「分解掃除をしてみましょう」
私「お願いします」
店主「電池を変えたのも、昭和77年、今は85年、、、電池も変えましょう」
職人としての腕の見せ所といったところか、、、
私は、その無口な店主が腕時計の救世主のように思えてきた。
そして、昭和がここにしっかりとあるような気がした。