変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

だからそうなるんよ。

2015-07-27 10:30:45 | Weblog
「そんなこと思うから、自律神経になるんよ」とは、夫の言葉。

何かにつけて、イライラしたり気にしたりと日常生活の細かなことを気にしてたら、夫にそういわれた。

そうかもしれない。

いちいち小さなことを気にしてたら、確かに精神のバランスを失いそうになる。

ああ、、




ピアノ、、、その後のつづき

2015-07-20 11:04:41 | Weblog
「ピアノを処分するかぁ」と夫に言われて、お別れに何か弾いてみようと思いついてから、もう一年以上たっていた。

いまだに、そのピアノは、処分されることなくある。

私が弾き始めて、やめられなくなったからだ。

このピアノは、昭和40年代の初めころ、自営業の我が家が高度成長期にあって、売り上げを順調に伸ばしていたころ購入したものだった。

母が、娘のために買ったのだった。30万円という。

当時の大卒の給料が一万三千円という時代だった。ということは、、、と計算したら、恐ろしいい数字になるから、やめる、、、

そんな値打ちのあるものだとは、つゆしらず、宝のもちぐされ時代が続いた。

私の娘が弾いた。楽譜があれば何でもひける。泣きながら弾いていたこともあったけど、よく頑張っていた。

そして、またピアノを弾かなくなっていたが、私がこうして弾き始めた。

ひているうちに、ピアノに対する途中でやめた後悔とまったく上達しなかったコンプレックスが乗り越えられていた。

今は楽しい。相変わらず、進歩はないけれど、弾きたいという気持ちが、自然とわいてくる。


浜辺の歌、、、、簡単な伴奏つきだけど、弾けるようになった。






一点もの

2015-07-11 09:06:20 | Weblog
待ちに待った財布。

Iというブランドで、革製品専門のバッグ店。値引きはしない。

バッグは、そのひとつひとつが値段は、けっこうする。

だから、わたしは、まだひとつしか持っていない。でも、そのひとつは、お気に入り。

で、使っていた財布が薄汚れて汚くなってきた。自分では気が付かなかったけれど、ある日、夫に「どうしたその財布」と言われて、ようやく気が付いた。

その日以来、財布を探し続けた。

あれこれ、気にかけて、見てみたもののいまひとつ気に入らない。

ネットで見ていたら、Iの財布が目に飛び込んできた。

これ、と思って、お店に行ったら「半年に一回の展示会の時に、入っては来ると思うのですが、、」とあいまいな返事。

一応注文する。

その財布は、数種類の革を寄せ集めて、パッチワークしたものだから、めったにはできない。だから、一点物になる。

で、値段は高いかというと、そうでもない。

バッグを開けて、この財布を使う時、なんだかにやにやしてしまう。

苦しいことの後には、、、いいことがある。

2015-07-01 16:35:44 | Weblog
一週間前の夜のこと

台所の片づけもすんで、お風呂に入ってさっぱりして、

「あーやれやれ」寝室に行って、電気を消した。

仄明るい天井の蛍光灯が小刻みに揺れた。「気分が悪い、めまいがする」

ちょっとおかしい、、、

その晩の夜中から翌朝まで、何度も吐き気で目が覚め、吐いても胃液しかでずほとんど眠れなかった。

朝になって、夫は、何から手をつけていいか分からない様子。

やっと診療所の診察時間がきた。

立ち上がるとめまいがするので、四つん這いになって部屋をでる。

廊下で、母が心配そうに待っていた。なんとか立ち上がり、母の肩にすがる。吐き気がする。

車を準備して玄関口に夫がいる。夫にすがる。またもや襲ってくる吐き気。目が開けられない。

車の振動がよけいに吐き気をさそう。

診察室には入らず、奥のベットに寝かされた。先生が来て、心臓の音を聞いて、血液をとって、点滴をし始めた。

自律神経失調症。

6時間、点滴を打ち続けた。それでも嘔吐は止まらなかった。

堅いベットに寝続けることも苦しくなり、帰ることにした。

帰りの車の振動が、地獄だった。めまいと嘔吐が襲ってきた。

こういう苦しいことがあると、、、、いいことがある。

半年待ち続けた財布が入荷したと連絡が来た。嬉しくなった。