変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

青い色

2011-06-29 14:56:36 | Weblog
このところ、絵画を見る機会に恵まれている、

青い色の美しい絵に印象が残っている。

地元出身の画家が個展を開いているというので、肩を張らずに見られるから行ってみた。
ギリシャの小さな島が描かれていた。小高い丘の上から見下ろした光景だった。同じ位置からの朝と夕の白壁と建物の様子が、2枚に分けて描かれていた。夜が明ける前のほんのわずかな時間、白い建物と壁が海の青さに映えて、美しい色に染まるその瞬間だろう。その青がとても印象的だった。

また、高名な日本人画家の美術館に行った。会場に入ったら、日本画のその美しい青が目に飛び込んできた。もとても気持ちがやすらぐ色だった。でも、少し物足りなかったのは、大作がなかったからかもしれない。もっと大きな作品でその色を感じたかった。

そして、今日は赤い色の美しい絵をみた。大空を舞う大きな鳥を描いていた。躍動感があった。気持ちが沈んでいる時は、こういう絵を見たら元気になれる、、なんて思った。その色に惹かれるということは、私は、元気がなかったのかもしれない。

赤と青を混ぜたら、紫色になるのかな、、、どうだったかな、、ほんとのところは、紫色に心が安らぐものを感じる。紫色の絵があった。

そうそう、、、これは余談になるけれど、、
地元の美術館で、印象派の絵を集めて、開催しているのだけど、それもみてきた。
どうもいま一つだった。
これはという絵がなかった。
ひょっとして、こんなご時世だから、予算がなくて、いつのまにか知らないところで削られて、いい絵画を借りられなかったのだろうか、、、などと下司の勘繰りをしてしまった、、、文化は、すぐに答えが出てはこないから、予算としては削りやすいのだろう、、、なんておもった。

ああ、、またもや終わりの時が

2011-06-10 17:02:57 | Weblog
月に2回通っている文章教室、、、、
少ない人数だけど、名作をじっくりと読む時間でした。音読で。

時には、まどろっこしくて、その進み具合があまりにも遅いので焦ることもありましたが、これも与えられた時間と思い、結構楽しみな時間でした。こういうふうに名作を読み込むのだと教えてくださる時間でした。
ところが、
その時間に終わりの時が来そうです。
どうしよう、またもや私の行くところがなくなってしまいそうです。

どうしたらいいのでしょうか、どこへ行けばいいのでしょうか、、

どうしてこう私の行く先は、いつかは終わりが来てしまうのでしょうか、、、泣きそう。

12年の年月、おまけの付け足し

2011-06-09 08:22:17 | Weblog
当選した議員さんは、半生をかきつづった本を出版していました。
図書館に寄贈されたその本を見つけてしまったのでした。

ちょっと避けはしたものの気になって、速読のように読んでしまいました。

なんてことでしょう、、、、ん?どこかできいたことのあるセリフ、、、

市民運動をしたそのくだりは、ほんの数行しかありませんでした。本当は、もっと辛いこと嫌なことがあったはずです。それを省いていました。

主に書いていたのは、議員になってからの公になったこと家族に対する思いやりでした。

この本を、その頃関わっていた方達が読んだらどう思うでしょうか。

今ある議員の立場の基礎となる時間を丁寧に描かずにおいて、真実を伝えられるのでしょうか。その本を出版したことの意味は、何だったのでしょうか。

きれいごとばかりを、表に出して、どうするのでしょうか。

映画

2011-06-07 20:43:20 | Weblog
映画ブッダをみたのです。

4部作だそうで、ブッダが生まれたところから、青年になり、結婚をして後継ぎが生まれたけれど、自分の中の疑問になにも答えが出ないので、出家をするところまでの話でした。

以前、火の鳥シリーズで読んでいるはずなのに、とても新鮮な気持ちで見てしましました。

しかし、ブッダ、、シッタールダは、なんと優柔不断な人物なのでしょうか、その決断力のなさが、たくさんの命をなくしてしまったのです。

観客もなんと、私を含めて、たった3人でみたのですよ。映画は、よほどの作品でないとどんなにいい作品でも赤字なのでしょうね。

善い人

2011-06-04 04:36:43 | Weblog
私は、屈しない。
本当の自分を知ろうとしないで、いい人ぶっているその行為に対して、私は屈しない。

他人から善い人と見られよう、思われようとしている人を偽善者という。

私は、そんな人をみぬいて、屈することはしない。

常に正しく

2011-06-02 20:27:46 | Weblog
夫が所要があって、私がその送り迎えをすることになった。
夕飯を早めに済ませた。夫は、缶ビールを1本のみほした。
いつもなら、私もご相伴にあずかるところだけど、運転があるから、やめた。

夫が用事をする時間は、私はウォーキングをした。1時間弱歩いた。かつては、市内の中心部だった商店街のその場所は、シャッター街になってしまっている。自転車に乗った高校生が「おおっ」と叫んだ声が響き渡たり、一人で歩くには、心細かった。メインのデパートの閉店が大きい。この町の中心部は、もうすでにここではないと実感する。
少し汗ばんできた。

さてさて、所要をすませた夫から連絡があり、私が車を運転して、自宅に向かった。

メイン道路は避けて、脇道に入る。いつも通る道だから、この道がいい。そこを抜けたところで、赤色灯がちらちらと見え、止まれと合図があった。「あれっ、道路工事?」などと思っていたら、警察官だった。近づいてきた。

優しい口調で「申し訳ありません。ここに息を吹きかけてくださいますか?」

四角いリモコンの半分くらいの大きさのものを、私の口元に近づけた。

「はあっ」軽く息をはきかけた。

「はい、ありがとうございます」

反応が出なかったので、すぐ解放されたけれど、緊張した。でも、あの夕飯の時、軽い気持ちで、コップに一杯飲んでたら、例え2時間たっても、運動して汗ばんで発汗していても、反応が出ただろう。
こういう風に、飲酒運転を見つけるのか、と初めて体感する。

やはり常に正しくあらねばとそう思った。