この時期というのは、夕日が見たい、夕日を懐かしみたい。
昨日のこと、台所から日よけ越しに夕日が差し込んでくるのを見ていたら、急に夕日を見たくなった。
海に向かって、7分、一回の信号待ちがとても長く感じられた。ようやくたどり着いた。
もうすぐ海に沈む、、、少し黄みががった太陽が沈もうとしていた。
堤防沿いに、二人の男性がカメラをかまえて座っていた。
声をかけた。
私・夕日を見てるのですか?
男性・いや、わしは夕日にあたる飛行機を写そうと思って。
私・あら、だるま夕日ではなかったのですね。
男性・ここでは、見ることはできんよ。堤防があるからね。
よく見ると、まっすぐな水平線に見えていたのは堤防だった。
私は焦った。海に沈む夕日がみたい。
だるまになるはずの夕日がみたい。
男性・写真もいろいろ趣味があるから、わしは飛行機がいいのよ。
そんな男性の声を背中に感じながら、
私はだるまになる夕日がみたい、、そう心の中で叫んで水平線に沈む夕日を見ようと走っていたら、
とうとう夕日が沈んでしまった。
でも、
不思議なものだ。夕日を追いかけて、車を走らせたことで、自分の中で気がおさまり、納得した。
もう、いい。
これでいい。
昨日のこと、台所から日よけ越しに夕日が差し込んでくるのを見ていたら、急に夕日を見たくなった。
海に向かって、7分、一回の信号待ちがとても長く感じられた。ようやくたどり着いた。
もうすぐ海に沈む、、、少し黄みががった太陽が沈もうとしていた。
堤防沿いに、二人の男性がカメラをかまえて座っていた。
声をかけた。
私・夕日を見てるのですか?
男性・いや、わしは夕日にあたる飛行機を写そうと思って。
私・あら、だるま夕日ではなかったのですね。
男性・ここでは、見ることはできんよ。堤防があるからね。
よく見ると、まっすぐな水平線に見えていたのは堤防だった。
私は焦った。海に沈む夕日がみたい。
だるまになるはずの夕日がみたい。
男性・写真もいろいろ趣味があるから、わしは飛行機がいいのよ。
そんな男性の声を背中に感じながら、
私はだるまになる夕日がみたい、、そう心の中で叫んで水平線に沈む夕日を見ようと走っていたら、
とうとう夕日が沈んでしまった。
でも、
不思議なものだ。夕日を追いかけて、車を走らせたことで、自分の中で気がおさまり、納得した。
もう、いい。
これでいい。