変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

手土産、、つづき

2015-06-27 16:01:16 | Weblog
ケーキを持ってきたお隣のおじいちゃんのことを書いたその続き、、、、

また、あのおじいちゃんがやってきた。

こんどは、プリン6個。

同じケーキ屋さんのプリンだった。

スプーンですくっていただいた。

私の中でのプリンは、お皿にプッチンとだして、カラメルからたべていく。

ガラス瓶にはいっているプリンは、食べ終わりにカラメルを味わう。

こういうすくうタイプのプリンにいつからなったんだろう、、なんて昭和のフルーイタイプになってしまった私はちょっと感じた。

で、、、、

おじいちゃん、とても愛想がいいし、こうして気が利いている。感じも悪くないし、お話していて楽しい。

認知症もなく、いまだに車を運転して、毎日どこかにおでかけしている。身なりもきちんとしている。

母が教えてくれたんだけど、じつは、若いころ、仕事の上の交際費で、三味線や謡いでもてなしていたという。

その交際費を、おばあちゃんは毎月数十万支払っていたと、母にこぼしたらしい。

ああ、その交際費、今おいとけばよかったのに、なんていっても虚しいだけ、、、

おばあちゃん、幸せそう、軽い認知症はあるものの、お話しても、明るくて楽しい。

このお年寄りのご夫婦、この先いつまでも幸せでいてほしい。