自分を変える

「まだ若いんだから、おしゃれをたのしまなくちゃ」という。

その彼女は、髪型を変えていた。

カリスマ主婦の黒田ちえこ風に変えていた。
いつも行く美容室をかえたのだという。
雑誌を広げて、この人の髪型にしてくださいとそういって、カットしてもらったという。
そういう彼女の耳には、ダイアモンドがきらっと光っていた。

その彼女と知り合って何年になるだろうか。

子育ての頃は、自分を着飾ることなど出来なかったから、今しているのだという。
洋服もそんなに高価なものは何も身に着けていない。
でも、若い子のファッションを参考にして、これなら大丈夫というものを取り入れるという。そんなことをしてるなんて、あの頃の彼女からは、想像もつかない。

私なんて、いったいこの服何年着てるんだろうっていう服を着ていた。
まだ大丈夫だから、いいと思っていたけど、彼女の話を聞いていて、私の着ていた服が、急に古臭く思えてきた。

自分を変えることに気が付いたら、実践、実行あるのみだ。

とりあえずは、髪型を変えたら変わるよ、って言っていた。
髪型は大事だ。出かける際、鏡に向かって、髪がはねていたりしたら、憂鬱になってしまう。

深けゆく秋の夜

朝夕の風がここちよく癒してくれる、、、

しばらくテレビもパソコンも見ないでいたら、情報にいかに惑わされている自分を思う。

自分の判断する力を信じたいし、真実を見つめる力をもっと身につけたいとそう思う。

政権交代が成立したけど、我が地元の県民は、変わるのが嫌なんだとそう思う。
選挙結果を見て、私の住む県は、変化が嫌なんだ。そういう人が結構いるのだと分かった。

１０年位前、ボランティアで選挙に関わったことがあった。
地盤看板カバンのない、普通の市民を政治の世界に送り込んだ。
本人の意思が強くてしっかりしていたから、ゆるぎなく最後までがんばれた。
しかし、ひとつの権力を持ってしまうと、人は変わる。
自分自身にとって都合のいい、イエスマンばかりを周辺に集める、そんな人に変化してしまった。

若い政治家が誕生したけれど、彼ら彼女らがどう変化するのか、しっかりとみようと思う。