変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

終の信託

2012-11-11 04:31:56 | Weblog
映画を観た。
エンドロールが流れても、会場が明るくなってもしばらく立てなかった。
感想が言いたかった、、すぐに話したかった。よかったという一言では片付けられない。

周防正行監督の手記が新聞にあった。
映画はみた人のもの、表現とはそういうものと。

それを読んでその映画を観たくなった。内容はほとんど知らなかった。

先入観がないから、そのほうが感想がどんどん出てくる。

感想を書くなら、検事とは嫌な仕事だなぁと感じたこと。

そして自分の死に方は家族にきちんと伝えておくこと。決してあなた任せのましてや医師任せの死に方しないこと、、、、

ちょっと細かいことを、、、
主演の草刈民代さんの歩き方。足はまっすぐなのだけど、足先が外を向いてる、気になった。その点米倉涼子さんはまっすぐに歩いてるから見ていて気持ちい。

それからこの映画、、、
あまり評価はされてないのか、宣伝が効いてないのか観客も少なかった。
それに上映会場が限定されてるのも残念に思う。

シネコンなのに、私の住む人口17万の市ではなかった。隣の人口50万の市に観にいった。25万の市では上映している。
この差はなんなのか、人口17万の人達はこういう映画を観る機会を与えられなのは残念に思う。


なんでこんなこと思いついたのかなぁ

2012-11-04 20:14:04 | Weblog
久しぶりの登山をした。

ガイド本を読んでその知識を基本に(ここは私の担当)この山がいいかかなと候補をあげる。そしてネットで丹念に検索して(ここのところは夫の担当)下調べをする。

県外に出て、車中泊をして、翌朝からの計画にした。

前日の夜は星もたくさん出ていた。空気も澄んで気持ちがいい、なんの音もしない。ラジオの感度も悪かった。

それはいいのだけど、、、

翌朝、登山口を探す。あまり一般的に知れられていない山なので、登山口のルートが分かりにくかった。ふもとの村の道で、人を発見しては道を尋ねて辿り着いた。

いざ登り始めた。赤いテープを頼りに道をたどる。分かりにくい。

急な上り坂に息も上がる。「なんでこんなこと思いついたのかなぁ」、、、つい先日のこと山登りをしてる女優さんが言ってた言葉を思い出した。

と、休憩で腰を下ろしていると、、、、

タッタッタと物音がした。振り向くと、すぐそこに黒い毛のカモシカがいた。じっとこちらをみている、目があった。

山の住人が歓迎してくれたと思った。

ネガティブな思いは消えた。

でも道は厳しく険しい、足が上がらない。頼りになる赤いテープも目立たなくて分かりにくい。ブナ林から笹野原になって、岩だらけの道になった。周囲が明るくなってきた。


2時間半、、山頂に着く。その360度のパノラマは何にも代えがたい。私なんて小さい小さい。この達成感があるから、カモシカのように思わぬ出会いがあるから、また登ろうと思えてくる。

帰りでまた、カモシカと出会った。労をねぎらってくれたのかな、、なんて。帰りの道のりで温泉を見つけて入ったけれど、筋肉痛のお土産は、ゆっくりとやってくる。